こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
先日、ある女性管理職の方から相談をもらいました。
子育てのこと、ご家族の転勤、自分の仕事…いろんな悩みが同時に目の前に立ちはだかっていて、どうしたら良いのでしょう?
きっと同じような悩みを抱えている人も多いのではないかと思い、今回の対話を通して気付いたことをシェアさせてもらいます。
一つの決断に、様々な想いが交錯する日々
その方は管理職4年目。充実した日々を送りつつ、時として責任の重圧に押しつぶされそうになりながらも奮闘しておられました。
そんな中で、ご主人の転勤(他県への転居を伴う)が決まられたとのこと。
お子さんは小学校高学年。友達との関係も充実し、毎日を楽しく過ごしている時期です。でも、これから進学のことも考えなければいけない。
「家族で転居するべき?」「お子さんと二人で現在の地に残るべき?」
そんな悩みを抱えて、とても複雑な表情をされていました。
誰かの幸せを選ぶことは、誰かの不安に向き合うこと。その板挟みの中で、きっとご苦労の連続だったことでしょう。
周囲への相談でもなぜ、答えが見つからないのか?
「周りの方に相談すると、いろいろとアドバイスをいただけるのですが…かえってプレッシャーになってしまって。」
その言葉にとても共感しました。
管理職として、いつも冷静な判断を求められる私たち。でも、家族のことになると、そう簡単には割り切れない。むしろ、周りからの「こうすべき」という声に、心が重くなってしまうこともありがち。
同じような機会が、私にも幾度も訪れたものです。
「好き」を軸に、未来を描く
そこで私は、あえて「べき論」は置いておくことにしました。
代わりに、「自分にとって何が大切なのか」「自分の好きなこと」を優先してみませんか?とのメッセージを伝達。
だって、結局のところ「好き」だからこそ、やりがいもあるし続けていかれるのですから。
マネージャーとしてのやりがい。お子さんの笑顔。家族との時間…etc.それぞれの「好き」に、じっくりと耳を傾けて決めるといいですよ。
実は私も、子供が同じ年頃の時期に、様々な課題を抱えていました。
どうしたらいいのだろう?途方に暮れそうになっていたときに、心理カウンセラーの方からもらった言葉で救われたのです。
【親が自分の「好き」を大切にして、生き生きと過ごすことが、子供の大きな安心感につながって、彼ら彼女らも生き生きと過ごしていかれるのですよ。】
最後に:あなたの「好き」は、きっと正解
「いくみさん、ふわっと心が軽くなりました。好きを追求していきたいと思います」
この言葉を聞いた時、私の心も温かくなりました。
完璧な答えなど、きっとないのです。
むしろ、自分の心に正直になることで、見えてくる道があるはず。
だって、あなたがこれまで歩んできた道だって、きっと「好き」という小さな選択の積み重ねだったはず。
今回の選択も、すぐに答えが出なくても大丈夫。
ゆっくりと、あなたの心に寄り添いながら、進んでいけばいいのです。
私は、あなたの選択を、そっと応援させていただきます。
きっと、その先には、かけがえのない景色が待っているはずですから。