こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
昨今、職場における多様性(ダイバーシティ)という言葉をよく耳にします。しかし、実際の現場では、この「多様性」をどう受け入れ、活かしていけばいいのか、多くの管理職が悩みを抱えているのではないでしょうか。
では、どう対応していけば良いのだろう?
自身の経験談も交えつつ解説していきます。
なぜ「みんな違って、みんないい」の精神が重要なのか
ダイバーシティを語ろうとするときにいつも、金子みすゞさんの「みんな違って、みんないい」という詩に深く共感するのです。
この詩には、単なる「違いを認める」以上の、それぞれの個性を積極的に「良いもの」として捉える視点が含まれているからです。
実際の職場では、LGBTQの部下さんが自身のアイデンティティを打ち明けてくれたり、異なる国籍からの文化背景を持つメンバーと協働したりする機会が増えていることを経験しつつあります。
そうした中で、この「違いを認め、活かす」という考え方は、これからのチームマネジメントの要となっていくでしょう。
多様性を活かしていくために大切なこととは?
私が実践している方法をご紹介します。
多様性を活かす具体的な解決策:Respect each other の実践
考え方の基本として大切にしているのが「Respect each other(リスペクト イーチアザー)」です。
これは弊社のCEOが常に提唱していることでもあって、私自身もそこからこの点を身につけることができました。
例えば、性別がどうだとか、バックグランドや国籍や倫理観念や、ともすると自分自身が持っているそれらと比べて、異なるものへのバイアスをかけてしまいがちです。
まずはそうしたバイアスを自分の意識下から排除して、よりニュートラルであるスタンスに徹すること、管理職ならではこの心意気がとても大切なのです。
最大の課題とは、このような管理職自身の考え方で、そこさえブレなければきっと組織運営もうまくやっていくことができるでしょう。
例え会社自体がその点と全て同調していなかったとしても然りです。
まとめ:これからの時代に求められるマネジメントとは
多様性を受け入れ活かすことは、もはや選択肢ではなく必須となっています。
しかし、これは決して負担ではありません。むしろ、チームの創造性と生産性を高める大きなチャンスなのです。
大切なのは、「Respect each other」の精神を基本に据え、一人一人の違いを認め、それを組織の強みへと転換していく視点。
みなさんも、ぜひご自身のチームで「みんな違って、みんないい」を実践してみてください。きっと、新しい気づきと可能性が広がるはずです。