映画『イレイザーヘッド』 キテレツなストーリーだけれど、父にとって娘は偉大なんだろうな

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デヴィット・リンチ監督。

先日、『マルホランド・ドライブ』のリバイバル上映を観てすっかりファンになりました。

その、デビュー作である『イレイザーヘッド』。やはり、リバイバルで観ることができました。

デヴィッド・リンチが一人で製作・監督・脚本・編集・美術・特殊効果を務めて制作した映画で、長篇映画デビュー作品である。
ーWikipediaより

奇才!

映像では、もう、カルトのオンパレード。

それはさておき、本作のテーマはワタシの勝手な解釈で恐縮ですが、きっと、子を授かった父の葛藤。

子供が産まれるって親にとっては感動的・・・っと思うんですが、リンチ監督は、ご自身の娘さん(ジェニファー・リンチ監督)のお誕生に、もしかしたら戸惑いもあったのかしらん?

作品中、常に耳障りな異音は流れるわ、ディナーの鶏肉がゴソゴソ動き出し血が噴き出るわ、突然、主人公の「ヘンリー」の首は飛んでくるわ、何故か飛んだ首が加工されて鉛筆になるわ…etc.

もう、ワケわからん。

しかも、ヘンリーのもじゃもじゃ過ぎるヘアスタイル、なんだ!この髪型(笑)可笑しすぎてアイキャッチに使っちゃいました。

まさに、リンチ監督の”奇才ぶり”が炸裂です。

父と娘

デヴィッド・リンチ監督の最初の結婚で誕生した娘さんが、ジェニファー・リンチ監督。

ジェニファーさんは、「イレイザーヘッド」で出てくる、”奇妙な子供”はおそらく自分のことだと、何かで語っていたのを読んだことがあります。

凄すぎるストーリーと映像を受けて、淡々と語る娘さん。

その堂に入りっぷりが”アッパレ”です。実際にそうなのかは図り知れませんが、
「あれまあ。うちの父親ってしゃーないやっちゃ」とほくそ笑んでいそうなジェニファーさんの姿を勝手に想像しちゃいましたw

娘さんとは、きっと、父親にとっては偉大なんだろうな。

イレイザーヘッド

ちなみに、このタイトル。昔懐かしい、鉛筆の先にくっついてる消しゴムのことを表しているそうな。

妙な劇場で妙な歌手が、何かを示唆するような唄を歌う。
マルホランド・ドライブでも似たようなシーンがありました。

「意味不明」な展開は、リンチ・ワールドの真骨頂。気味の悪いシーンだらけ。

でも、”鉛筆の先の消しゴム”だなんて、あらま。なんともチャーミングだわ。

リンチパパに万歳!(笑)

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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