この記事を書いている1年程前から、人生の新たなステージを経験できていて、本当にありがたいこと至極です。
なのですが、その反動か…?直近半年は自己否定の連続になってしまっていました。
人生、いいことが続いたら次は谷になったりするんですよね、まさに山あり谷あり。
わかっていても、自己否定の連続は苦しかった。
気持ちを整理するためにこの記事を書きます。私事ですみませんが、読者さんの何かの参考になったら嬉しいです。
人生の新たなステージ、とは?
まずは、私が経験させてもらった「人生の新たなステージ」についてお伝えします。
それは”商業出版”です。
このブログで6年間書き溜めてきたことをもとに、自分ならではの強み「女性管理職」について、世の中の後輩に伝えたいという一念でさらに次のステージを目指そう。
この思いで突き進んできて、ありがたいことに2023年4月『女性管理職が悩んだ時に読む本』商業出版を果たせました。
私の人生60年の中でも最大のイベントと言っても過言ではありません。
では、なぜ自己否定の連続に転じたのか?
なのですが。
お恥ずかしいことに、この「人生最大のイベント」を得たことで、あらためて別の試練にさらされることとなったのです。
箇条書きにしますと
- 出版したら重版しなければ意味がない(と、周囲からかなりプレッシャーがかかる)→2023年4月出版、2024年7月時点で拙著は重版となっていません
- 販促のために、ありとあらゆるメディアを駆使して活動しているものの、実績に表れていない
- 複数の病気と家族の不幸が重なってしまった
…といった点。
さらに詳しくお伝えします。
重版できていない、拡散に努めているものの実績に表れていない
商業出版ができたことは、本当にありがたいのですが、残念ながらこの記事を書いている時点で重版に至れておらず。
無名の新人著者が本を出すわけですから、出版社さんとしてもかなりのチャレンジをしてくださっていて、編集者さんに常に寄り添ってもらっていて、痛いほどその状況が分かるのです。
何とか「出版社さんの損益分岐点」にまで持っていけるように努力をしたい。
何よりも拙著を必要としてくださる読者さんに1人でも多くお届けしたい。
自分のメディアやその他の媒体でありとあらゆる拡散に努めています。出版社さんにもたくさんご支援をもらっています。
自分の本は最愛の存在ですし、絶対の自信も持っていますし、何より。
せっかく世の中に「オギャー」とデビューさせてもらったのだから、さらに読者さんのために努力を惜しまない。
この気持ちは全然揺るぎありませんが、周囲から「重版になっていませんよね」と突きつけられることも多くて、この本を上梓して良かったのだろうか…そもそもな否定がよぎってしまうのです。
複数の病気と家族の不幸が重なってしまった
加えて、拙著を出版した年の年末から翌年にかけて、複数の病気と家族の不幸に見舞われました。
一つ目は突発性難聴、二つ目は胃癌、三つ目は父の逝去です。
「本が売れない」「不治の病(突発性難聴)に罹った」「癌に罹った」「父が亡くなった」これらのことが同時多発的に襲ってきて、本当に苦しかったです。
そのまま受け止めるだけで、そのうち何かしらの肯定も現れる
その過程でも、とにかく様々なことにチャレンジし続けて、セミナー講師にも挑みました。
なのですが
「あなたのテーマはニーズが少ない」「あなたの話し方は独特でかなりの改善が必要」
など、「あなたの◯◯は△△である(否定系)」のシャワーを散々浴びることとなって、お恥ずかしながら撃沈。
ある意味”八方塞がり”と言っても過言ではありません。
私なんて、どうせダメなんだ。そんな想いに心が押しつぶされそうになっても、でも、頑張った自分もリスペクトしよう。
だったら、そのまま受け止めるだけでいいのだ。そのうちなんかしらの肯定も現れる。
些細なことですが、書店さんで拙著が1冊棚差しされているだけでも、ジーンと嬉しさがあって…この想いを大切にしようと実感しています。
最後にひとこと
2冊目の本を書きたいと思っています。
なのですが1冊目を書いた後に、この記事でお伝えしたような”肯定→否定の怒涛”に晒されてしまって、ほぼ次の出版について思考停止していたのですが、直近に胃癌の主治医から「すっかり快復しましたよ。これを以って治療卒業!」と言ってもらえたことも相まって
素直に次、頑張ろう。という気持ちを持てるようになってきました。