拙著の編集者・日本能率協会マネジメントセンターの東 寿浩さん。
無名の新人な私の企画を取り上げていただき、書物として世に送り出してくださった方。
東さんがいなければ著者としての自分は存在し得なかった、私にとってはかけがえのない大恩人です。
同じ時期に出版した著者仲間とそんな東さんへの御礼を込めて「感謝会」を開催。
この記事では、編集者さんにどう伴走してもらうと良いのか?自分の経験から得たことをお伝えすると共に、感謝会の様子も紹介します。
編集者さんとの「二人三脚」であることを忘れない
編集者さんに伴走してもらうためのポイント。それは「二人三脚」であることを忘れない、です。
そして、特に私のような新人著者の場合は「胸を借りる」
もう少し具体的に言いますと、著者はヒタスラ原稿を書くのですが、当然、編集者さんの引いた「設計図」に沿っていくこと。そして、締め切りを守ること。
出版社や編集者さんそれぞれのルールは一律ではないかもしれませんが、この点は普遍ではないでしょうか。
私は1週間毎に出来上がった原稿を見てもらい、その都度フィードバックをもらいながら修正を加えていく、というやり方にしました。
1冊の本を書くためには概ね10万字前後であることが多いですが、最初からこの「10万字」という頂上を目指そうとしても挫けてしまいがち。
1日1,000字、1週間で10,000字…と目標を刻みながらやっていくことでスムーズにできましたし、やはりこまめにフィードバックをもらうことも、特に新人にとっては大切と考えています。
版元の企画会議が通ったのが2022年の10月中旬で、編集者さんから言われた「原稿を書き上げる目標日」は翌年の1月初旬。
え?3ヶ月弱しか無いの??と驚愕してしまいましたが、拙著のようなビジネススキル本は、4月に刊行するのが適切(世の中の多くの仕事人が心身ともに最も動く時期)で、そこから逆算すると。という説明に納得。
前述した「目標を刻む」やり方で、指定された締め切りよりも早め、2022年の12月末にはほぼ原稿を書き上げることができました。
原稿を書き上げた後も「二人三脚」を忘れない
原稿を書き上げた後は以下のような工程が進んでいきます。
- ゲラチェック:原稿は一般的なWordなどの書式で書き下ろしますが、実際に本の形に組んでもらって、内容を点検。著者と編集者さんの間で概ね3〜4往復くらい
- タイトルやペンネームの確定、表紙のデザイン決め
- 販促計画:こちらも版元によって方針がさまざまですが、拙著の場合は営業のご担当者さんと編集者さんと3者で何度か打ち合わせを行いました
やはり「二人三脚」「胸を借りる」に変わりありません。
刊行後も「二人三脚」を忘れない
そして、いよいよ刊行となって。
「本は著者が自ら売りに行くものである」と昨今言われていますとおり、とにかく自分が販促のために出来得ることを片っ端から取り組んでいきます。
もちろん、この点も編集者さんとの「二人三脚」を忘れない。
編集者さんや営業担当者さんからアイディアを出してもらうこともありますし、自分でイベントやライブ出演などの企画をしたり、お互いの知恵を持ち寄って盛り上げていくのが大事。
この記事を書いているのが、刊行から1年2ヶ月経った頃なのですが、まだまだ編集者さんを追いかけ回している私(笑)
おかげで「幻冬舎ゴールドオンライン」にも連載記事を出してもらうことができました。
編集者さんへの感謝会
冒頭にも書きましたとおり、著者にとって編集者さんは当然なくてはならない存在ですが、なかなか感謝を形にしてお伝えする機会がなかったりするもの。
たまたま同時期に同じ編集者さんの手によって出版を果たすことのできた仲間4人で集まって「感謝会」を企画。貴重なひとときをみんなで過ごせて嬉しい!
編集者さんが手にしてくださっているのは、私のインタビュー記事が掲載されたAERA。よろしければお読みください。
各著者が手にしているそれぞれの書は以下です。どれもぜひ!オススメな1冊。
退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書/日本能率協会マネジメントセンタ-/〓橋伸典
私立小学校を受験しようと思ったら読む本/日本能率協会マネジメントセンタ-/なごみゆかり
生涯収入を最大化する「就活の技法」/日本能率協会マネジメントセンタ-/森田昇
そして、東さんご自身もnoteに素敵な記事をたくさん書かれていて、特に「大学のソウルフード」シリーズが秀逸。コチラをどうぞ。