「期待に応えなくっちゃ」と理論武装するよりも、やっぱり自分の等身大が大事

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

仕事をしていくなかで周囲からの様々な期待ってあります。
とてもありがたですし、期待をもらったら「応えなくっちゃ」とつい、構えてしまいがち。

結果、理論とか方策とかに拘って、お相手に全然役立たずになってしまうんですよね。
そんなことよりも、自分の等身大からのメッセージって大切。

私の失敗談も交えて解説します。

部下さんからの相談に、的外れな返答

とある日の、部下さんとの対話。

「いくみさん、ちょっと、いいですか?◯◯ということに悩んでしまっていまして…ぜひ、アドバイスをお願いできませんか?」と声を掛けてもらって

お恥ずかしいことに、私自身「◯◯ということ」をあまり経験していなかったため、一般論的なアドバイスをしてしまったのです。

いわゆる☆☆という点だよね。
その場合は、◇◇な方法がオススメです。

すると、部下さん戸惑ったような表情をしていて、あれれ?私的には誠意持って応えたつもりなのになんでだろう?と訝っていたら。

「ありがとうございます。でも、すみませんが、そういう話じゃなくって、もっと具体的なことを教えてもらえると嬉しいです」

部下さんが期待してくれていることに対して、的外れな返答をしてしまったのです。

一般論じゃなくて自分の経験則を伝える

いやいや、私あんまりソコ経験ないからうまく応えられなくって…と、心の中で言い訳しそうになりましたが、ハタと気付いたのです。

知っているとか経験豊富だとかそうでないとかのピンポイントに関わらず、自分は組織の上に立っているのだから、それまでの経験則を少しでも多く部下さんたちに伝えることが使命なのだと。

一般論なんて、ネット検索すればいくらでも知ることができますから。

せっかくの期待、綺麗に応えようなんて所詮自分よがりの視点に過ぎなくて、期待をもらっているからこそ、泥臭くてもなりふり構わずでも、自分オリジナルで伝授できること。

それがたとえ、部下さんの疑問にジャストフィットしなかったとしても、きっと気持ち的には何らかの参考にしてもらえるかもしれない。

”理論武装”しようとしていたことに恥ずかしくなりました。そして、自分の等身大で応えられること、あらためて部下さんに伝えてみたら「参考になりました!」と笑顔で返してくれて嬉しい。

ロジックだけでなく、エモーションも大切

結局。

ロジックだけでなくて、エモーションも大切なんですよね。

人間は感情の動物と言いますとおり、理屈だけでは刺さりません。むしろ、理屈は下手くそでも情熱を持って伝えること。

それが部下さんにとっても”お役立ち”になってもらえるのだと、あらためて心しました。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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