「AI×VR」の活用でビジネスを加速させよう!
情報発信者のためのビジネス勉強会、ウェブ心理塾。
2018年2月16日は、精神科医・作家の樺沢紫苑先生と、AI×VRシリアルアントレプレナーの雑賀美明先生によるセミナーが開催されました。
AI、VR…、世間でも、また、自分の仕事においてもさまざま語られるようになってきていますが、なんとなくピンときておらず、少々苦手意識もありました。
しかし、このセミナーに参加して、いちばん感じたこと。
なんて夢があふれているんだろう!
人を楽しませるビジネスが発展する
まずは樺沢先生の講義。
テクノロジーのさらなる進化によって、これからの職の在り方が劇的に変化する。職を失する場合ばかりでなく、あらたな職が創生される。
巷の議論では、「職を失する」ことばかりがフォーカスされている感がありますが、あらたな職の創生。これからの自分もそういう職でありたい。
そこで重要になってくるのが
「変化力」
”前例のあることは、すべてAIが請け負えてしまう”
今やっている仕事は数年先にはなくなるかもしれない。だけど、
人間だもの。
人間にしかできないこと。それを追求しつつ変化していかなくっちゃ。
人が人を楽しませることのできるビジネス。これからはそうした分野が発展してゆく、と教えてもらいました。
どんな仕事の形態であっても、お客様に楽しんでもらえることを目指してゆこう。とってもワクワクしてきました。
複合現実(MR)
AI×VRアントレプレナー、ARシステム株式会社代表の雑賀美明先生。
「私はエンジニアではなく、シリアルアントレプレナー(連続起業家)・経営者です。」とおっしゃいます。
今回の講義では、AI×VRをとりまく現状と今後のビジネスチャンスについてをお話いただきました。
なにしろ、”〇〇R(〇〇リアリティ)”という用語がたくさんで目が回りそう。
現実→拡張現実→拡張仮想→代替現実→仮想現実
と、「複合現実」(Mixed Reality)のそれぞれフェーズの意義を分かり易く解説くださいます。
ふむふむ。日本語だと、イメージが湧きやすい。
従来の産業だと、現実はひとつ。ですが、これからの産業は「複合現実」。現実も、やはり多様な変化をしてゆく。ということなのですね。
やっぱり、「変化力」なんだわー。
ブロックチェーンイノベーション(BI)
さらなるテーマが、”金融革命”
キーワードになるのが、ブロックチェーン。
ブロックチェーンは仮想通貨「ビットコイン」の基幹技術として発明された概念です。そのため、「ブロックチェーン」を「ビットコイン」と同じものとして認識されることがありますが、「ブロックチェーン」はあくまで「分散台帳を実現する技術」であり、それをビットコインが使用しているに過ぎません。インターネットなどオープンなネットワーク上で、高い信頼性が求められる金融取引や重要データのやりとりなどを可能にする「分散型台帳技術」。その中心となるのが「ブロックチェーン」です。
ーNTTDataの広告ページより
”商品を売って代金を回収する”という従来ビジネスの在り方も、今後の産業革命によって大きく様変わりしてゆく。
資金調達や決済が、現実の通貨ではなくなっていくときがくるのかな。
雑賀先生は、情報のあるところにお金が集まる。だから、新しい情報、テクノロジーに敏感になることが今後のビジネス成功のカギ。と教えてくださいます。
収益の上げ方。収益を上げる人。これも既成概念では推し量れなくなってくるのですねー。
やっぱり、劇的な変化です。
シンギュラリティ
技術的特異点。
人工知能が急激な技術の成長を引き起こし、人間文明に計り知れない変化をもたらすという仮説である。
人類が人工知能と融合し、生物学的な思考速度の限界を超越することで、現在の人類からして、人類の進化速度が無限大に到達したように見える瞬間に到達すること。進化速度が極めて速く、数学的な特異点と同様に見えるため、このように名付けられた。
ーWikipediaより
この点については、雑賀先生のご著書でさらに理解を深めていけることを目指します。
ヘッドマウントディスプレイ
講義の最後には、VRの体験会がありました。
ヘッドマウントディスプレイ(スマートグラス)をお借りして、仮想現実の世界に行ってみる。
なんだか自分がどこにいるのか、ふわふわしちゃった不思議な感覚でした。しかもこのメガネ、とても軽い。
アイキャッチは、ヘッドマウントディスプレイを楽しそうに体験中の、英語の師匠・西澤ロイさんを撮影させてもらったものです。
まとめ
- 変化力
- AI×VR
- 複合現実
- ブロックチェーン
- シンギュラリティ
…etc.
まだまだ「AI×VR」について、入口の知識の第一歩な理解ではありますが、基礎的な点を学ぶことができました。
テクノロジーはあらたなビジネスを生み出す魔法の杖。
今では想像がつかないような新しい仕事の在り方。夢がいっぱい。
それよりなにより、テクノロジーの進化についてゆけなければ置いてけぼりをくらってしまう。
”昭和アナログ世代”、習得に必死ではありますが(笑)がんばらねばー。
雑賀先生の書の「はじめに」にあったメッセージもとて響きました。
ダ―ウィンの有名な言葉。
「最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である。」
私はこれにもう1つ付け加えるべきだと思います。
それは、「先回りできる人間だけが生き残れる。」
この、”先回りの仕方”を教えてくれる本です。