ここ一年くらい、ずっと体調不良に悩まされてきました。
残念ながら幾つかの病気に罹ってしまい、医学的処置(治療)はひととおり終わっているのですが、それでもなかなか改善ができません。
どうしたら良いのだろう?途方に暮れていた時に出会った一冊。
精神科医の樺沢紫苑さんと、感謝研究家の田代政貴さん共著の『感謝脳』です。
「感謝すると、うまくいく」
何がどう、うまくいくの?
体調がすぐれなくて仕事もイマイチ捗らなくて…”うまくいく”になんとしても切り替わりたい。切に願って夢中で読み進めました。
ご紹介します。
感謝するとうまくいく、のメカニズム
まずは、著者お二人のそれぞれの立場から、「感謝するとうまくいく」のメカニズムについて教えてくれます。
例えば、田代さんからはご自身が経験された「究極の感謝の修行」についてや、そもそも感謝とは?という点など。
樺沢さんからは、なぜ「感謝するとうまくいくのか?」科学的根拠に基づいたさまざまな切り口からの解説。
感謝することに、そんなパワーがあるんだ!と目から鱗の連続です。
逆境への感謝、病気の苦しみを取り除く
それでもまだ「なんで私はこんなに病気にばっかり見舞われてしまうのだろう」何かに感謝しようという気持ちになかなかなれませんでした。
すると。
本書の中のあるフレーズにハッとさせられたのです。それは、田代さんの「逆境への感謝(何が起きても、ありがとう)」そして、樺沢さんの「感謝は病気の苦しみを取り除く」
あらためて自分の現状に照らし合わせてみます。
確かに仕事やプライベートや様々なストレス(いいことも悪いこともひっくるめて)にかなり晒されていたここ一年でした。
結構無理もしていた。それでも走り続けていて、時には暴飲暴食に陥ってしまったりも…そんな自分に神様が「ちょっとここらでリセットしましょ」と差配してくれたのかもしれない。
そう捉えると、なんだかあったかい思いが心の中に流れてきて、辛かった痛みも緩和してきて…そして「病気になったことに感謝」と思えるようになってくるじゃないですか。
ある意味、感謝の魔力なのかもしれません。
実践ワーク・感謝日記
こうした「感謝脳」を醸成していくのに、著者さんお二人がオススメの方法、それが「感謝日記」
毎日起こった感謝の出来事を思い出しながら、3つの感謝を手書きで認める、というワークです。
早速やってみました。
ほんの些細なことでもとにかくアンテナを張っておくと、たくさんの感謝が思い浮かんできます。
- ランチが美味しかった。作ってくれた人に感謝。
- 友人から「久しぶりに会いませんか?」と連絡をもらった。ご縁に感謝。
- 新たなチャレンジに、クライアントさんから反応をもらった。検討いただいたことに感謝。
…etc.
そして、これを繰り返していくうちに、不思議なことに体調不良も改善できつつあって、さらに感謝。
なんとありがたいことでしょう。
感謝は、すべてを支援してくれる
こうした経験をして、あらためて感じたこと。
それは、「感謝は、すべてを支援してくれる」
悩んだり壁にぶつかったり、病気になったり…そんな辛い時こそ、感謝を忘れないように。
すると、きっと物事は好転していくに違いありません。
『感謝脳』を読んで、ぜひあなたも実感してみてください。