2018年も立春が過ぎ、寒かった1月後半から比べると、急に温かい日が訪れたりしています。とくに、2月11日から13日にかけては、日中の気温が10度以上になる日が続きとても過ごしやすい。
・・・と和んでいたら突然、クシャミ・鼻水・涙目が止まらなくなった!とうとう花粉症デビューかもしれません。
そもそも、花粉症って?
幸いこれまでのウン十年、花粉症にならずに済んでおりましたが、そもそも花粉症ってなんだ?
お恥ずかしいことに、まったく理解していませんでした。
こういうときは、厚生労働省や環境省のHPを見にいってみます。
まずは、健康対策を司る、厚労省のHPで「花粉症特集」というページを発見。
少々以前のデータのようですが、Q&A形式があって分かり易い。以下、長いですが、本ページより一部引用させていただきます。
Q1.花粉症って一体なんですか。
花粉症の正体は、花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応です。体の免疫反応が、花粉に過剰に反応して花粉症の症状がでるのです。Q2.花粉が鼻や目にはいると、どうして花粉症の症状がでるのですか。
体が花粉を外に出そうとするために、「くしゃみ」で吹き飛ばしたり、「鼻水」「涙」で花粉を洗い流そうとしているのです。Q4.スギ花粉症は日本にしかないのですか。
スギは日本特有の木です。スギは中国の一部にもありますが、その数は日本と比べると少なく、スギ花粉症が問題となっているのは、ほとんど日本だけだと考えてよいでしょう。Q5.花粉飛散量は年々増えているのですか。
スギ花粉の飛散量は年によって大きく変動しますが、近年、戦後に植えられたスギの木が大きく成長し、潜在的な花粉生産能力が高い状態になっています。また、気象の温暖化の影響で花粉は多く産生されるようになっているとも言われています。
スギ花粉飛散を減少させる方策として、花粉の多い木の抜き伐りや花粉の少ないスギへの品種改良の取り組みが行われています。Q6.
花粉症の患者さんはどのくらいいるのですか。
日本において花粉症を有する人の数は、正確なところ分かっていませんが、全国的な調査としては、全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした2008年(1月~4月)の鼻アレルギー全国疫学調査(馬場廣太郎、中江公裕:鼻アレルギーの全国疫学調査2008(1998年との比較)-耳鼻咽喉科医とその家族を対象として-において、花粉症を有する者が29.8%であったとの報告があります。
ふむふむ。
色々と報道等で聞いてきたような気もしますが、体系的に説明されているのがとても分かり易い。
とくに、「日本特有である」という点は興味深く読みました。
いろいろな取り組み
上記データでも、かなりの有病率であることが読み取れる。
「厚労省 花粉症」で検索してみると、各ページでいろいろな啓蒙活動をされているのが窺い知れます。
花粉症に悩まされている方々はほんとうに大変そうだなー。と案じていましたが、あらためて、その根拠を知りたいと思いました。
一方、「環境省 花粉症」で検索すると、環境対策を司る、環境省のHPでも同じような情報提供がなされていて、花粉情報サイトというページでは、飛散情報などの発信もあります。
「花粉症」という言葉を聞くようになって、30年くらい経つような気がします。いろいろな取り組みで、患者さんたちのQOL(Quality Of Life)がさらに向上できるようになるといいな。
最後にひとこと
さてはて、私の「花粉症」は始まったのか、一過性なのか、よくわかりませんが、突然始まることも、ままあるようです。
大量の花粉に出会うと、体が花粉に対する抗体を産生する可能性が高くなります。スギに対する抗体をたくさん産生すると、何らかのきっかけでスギ花粉症を発症しやすくなります。また、これまで軽症で花粉症であることに気がつかなかった方も、花粉を鼻からたくさん吸い込んだり、目に入ったりすると、花粉症の症状が強くなります。
ー厚労省「花粉特集」Q&Aより
いずれにしても、健康管理にはより気を付けて過ごしていかねば。
また、周りの方々への配慮も必要ですよね。
厚労省の『進撃の咳エチケット』なるポスターを見かけたので、アイキャッチにしてみました。