仕事のことだけでなく、プライベートでの学びにおいても「インプットする」ことは数多くあります。
新しい業務の手順だったり、研修で教えてもらうことだったり、はたまた、読書だったり。
せっかく仕入れたことを記憶により、深く刻んで実践するためにはアウトプットが大切。というのはよく言われていることです。
この情報社会においては特にインプットする頻度がかなり高くて、アウトプットが追いつかない…ということも悩みの一つ。
では、いち早くアウトプットするためのコツとはなんでしょう?
私が工夫していることについて、解説します。
読書を例にしての、いち早くアウトプット法
まずは結論から。
「全てをインプットし尽くしてからアウトプットするのではなく、概要を掴んでささっとまとめて、まず実践。必要ならば、またインプットに戻る」
読書を例に取ります。
もちろん、全文を読み尽くすのがベストですが、そのためにはかなりの時間が必要ですし、つい、途中で挫折してしまいがち。
そこで、まず「前書き」に注目。この本で何を知りたいのか?そのためのキーワードだと思える部分に印をつけます。マーカーを引く、付箋を貼る、など方法はお好きなように。
次に「目次」からキーワードに呼応する箇所を探して、本文を集中して読んでいきます。その際もポイントとなる部分に印をつけていく。
最近の書籍は、順番に読み進めていかずとも、気になる箇所からピックアップして読んでいっても理解できるように構成されていることも多いので、このやり方でも十分にアウトプットが可能で、何よりもスピードアップも図れます。
ささっと書き出して実践、必要ならばまた本に戻る
次に、これらの掴みをささっと書き出す。私はメモ帳アプリを使っていて、パソコン(Mac)とスマホ(iPhone)が同期できるので、どちらの手段を使っても同じ媒体に記録されるのが便利です。
書き出したことをもとに実践。もう少し知りたいことがあれば、また本に戻れば良い。
一方で、それを「読書感想文」として、自分の気付きや実践を書き加えてSNSなどに投稿すれば、同じような悩みを持って参考になる本を探している人のお役立ちにもなれます。
見切り発車でも良い
業務におけるインプット⇔アウトプットは、読書とは直接関わりない点もあるかもしれませんが、「仕入れたことを身に付けて、誰かに伝える」という意味では共通点も大いにありそう。
繰り返しになりますが「全てを仕入れ尽くしてから実践する」ためには膨大な時間がかかってしまいかねませんから、ある意味「見切り発車」でも構いません。
キッチリやろうとせず、それ以前に「仕入れよう」として溜め込んでいるもの(読書で例えるならば”積読”)状態から脱することが大切なのです。
最後にひとこと
この記事でお伝えした要領でやってみたら、週に2冊分くらいはレビューを書いて投稿するようになってきて「積読」もかなり解消できつつあります。
「インプットが多くてなかなかアウトプットができない」と悩んでいるあなたへ。参考になったら嬉しいです。