文章を上手に書けるようになりたい。
読む方にしっかり伝わるブログを書きたい。
そのことを学びたくて、本書を手にとりました。
国内有数のオピニオンサイト「アゴラ」のコラムニストとしてご活躍されている著者の尾藤克之さん。
いちばん大切なメッセージとして書かれてあること。
”文章を書くことによって、読み手の行動を促すこと”
まさに、本書を読んでどんどん行動したくなりました。
5つの方法
本のタイトルにあるとおり、まずは、そのための5つのメソッドをお示しくださいます。主には以下のような点です。
- 読者は誰なのか。
- 専門用語ではなく、平易な表現をこころがける。
- 語尾にメリハリをつけて文末を活き活きとさせる。
- 文章の始めに「フック」を置く。
…etc.
とくに印象に残ったのが、
誤用しがちな正しい慣用句の使い方や、接続詞の用途、読点を打つコツ、などの文法的な詳しい解説。
これってけっこう、アルアル。お恥ずかしながらワタシも誤用しまくっていました。
文法ってやっぱり大切なんですよね。
ブログを書くためのポイント
メソッドのご紹介に続き、SNSやブログでのポイントも展開してくださいます。
ともすると「自分日記」に陥りがちになっちゃうワタシのブログ。
でも、せっかく、インターネットというありがたい場をお借りしているのだから、「読者さんのメリット」をより意識しよう。
尾藤さんはそのために、下記のような点に留意するとよいと教えてくれます。
- 数値などを用いた裏付け
- 客観性
- 1~2分でさらっと読めるような短文
- アピールポイントは一つにしぼる
また、いつも悩んでしまう、「ネタ切れ」。ひとつの出来事に複数視点や複数アプローチを心がけることが大切。
”ネタの3Dワールド”ですね!
書いたら終わりではなく、その後の推敲も重要
終章では、「プロ直伝の+αの技」としてのエッセンスも織り込んでくれています。
とても響いたのが、「書いた後のチェックが、書くこと以上に重要」という点です。
”書いてるワタシじゃない、別のヒト”の視点で点検するように心がけたい。あらためて実感です。
まとめ
よい文章とは、読んだ方の行動を促すことができること。
まさにワタシも行動をうながされました!
だって、ますます書きたくなっちゃったものw
尾藤さん、素敵なご著書をありがとうございました。