長年会社員として勤務してきている私にとっては、商品の価格というのは企業が定めること、という感覚が染み着いてしまっていました。
最近、会社員仕事以外のパラレルワークも志すことになって、いざ、自分のコンテンツにどう値付けしたらいいのだろう?悩んでいたときに「飛常識なコンサルタント」高橋貴子さん 著の本書に出会って、まさに目から鱗。
ご紹介します。
初めて自分のコンテンツに値付けする時、陥りやすいこと
初めて自分のコンテンツに値付けする時。
特に根拠もなく、つい、安価で設定してしまいがちなもの。高いとなんだか悪いなぁ…と意味もない罪悪感に囚われてしまいます。
しかし、本書のタイトルにある「感情価格術」このキーワードを見て、ピン!ときたのです。
お客さんが高いとか安いとか、どう感じ取るのかはさておき、自分の感情で価格を決めて良い。
肝心なのは、買う側の幸せだけでなく、売る側の幸せも等しく果たせること。
このメッセージに大いに背中を押してもらえました。
感情価格、具体的には?
では、具体的には「感情価格」とはどう設定していけばいいのでしょう?
本書の前半では
- ロジカル左脳型とエモーショナル右脳型価格の違い
- 買う人目線、売る人目線、それぞれの”感情価格”
- 価格と価値を混同しない
…など、まずは考え方からしっかり習得することができて、
さらに、
- 売る側の(一方的な)マインドブロック
- お金との付き合い方
感情価格を推し進めていこうとするときに、障壁とし立ちはだかること。それにどう対峙していくか?
自分ならではの値決めのために、平面ではなく立面で取り組んでいくべきことが解説されていて、納得しきりです。
実際に値付けしてみた
読んで学んだことをもとに早速、自分のコンテンツに値付けをしてみました。
私の専門である「女性管理職」をメインテーマとした講演について、です。
著者や講演家としては全くの新人だけれど「女性管理職」は何せ20年近くやってきていて、この経験があるからこそ語れること。
私の感情はこの点に針を指しました。
お恥ずかしながら、具体的に幾らか?ということをご披露させてもらいますと「2時間で50,000円」
世間相場として高いのか安いのかはよくわかりません。
最初は10,000円くらいかも?と、やはり全く根拠もなく「お得」的な思考を持っていたのですが、本書を読んでこの価格に決めて、そして、依頼を受けていたクライアントさんにキッパリと告げることができたのです。
実際にはまだ受注には至っていませんが、自分が納得していることが大事なのですよね。
最後にひとこと
起業家にとってもちろんのこと、私のようにパラレルワークにチャレンジしている会社員の人にも、「値決め」に悩んだ時にはこの1冊!ぜひオススメします。