こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
これまでに直属の上司となった人たち。「いい上司」もいれば「苦手な上司」もいました。そのポイントはなんだろう?
普段の上司としての立場ではなく、部下の立場として、それぞれ5つずつ挙げてみます。
その心は「人の振りみて我が振り直せ」です。
「いい上司」5つのポイント
まず、「いい上司」ポイントと感じられたのは以下の5つです。
- 業務を全面的に任せてくれる。
- いちいち細かなことに口出しはしないが、要所要所で的確なアドバイス。
- 「頑張ってるね~」「いくみさんのとこ(部署)いいね~」としょっちゅう褒められる。しかもニコニコしながら。
- どの部下に対しても、等しく公平に接する。
- ミスをしたときに、一方的に責めることはせず、その原因や改善策について自分事として関わってくれる。
特に5.について思い出深い出来事を紹介します。
ミス自体は我が部署の部下さんが引き起こしてしまったのですが、かなり重大な事態に発展し、責任者として自分が中心となって解決を図っていく必要がありました。
しかも、クライアントさんに対しての事象であったため、当然、顛末と再発防止について文書で提出しなければならず、および、先方のかなりの上席者(役員)にも謝罪に行かなければなりません。
当時のボスが、起きた事についてしっかり現状把握をしてくれて、しかも「顛末書」にあまり慣れていない私に代わって、原稿を書いてくれたのです。
詳細に書かれたその内容を見て、あらためてその「把握状況」にビックリ。
文書が完成した後は、謝罪にも同行してくれて、ナント!先方の役員の前で土下座です。
リアル土下座、初めて見ました。あまりの衝撃に、自分も同じように土下座姿勢になったかどうか、記憶に定かではないほど。
クライアントさんも「起きたことは残念ですが、まぁ、誠意を示してもらったとは思います」とのコメントで、おかげさまでその後徐々に終息に向かっていきました。
この時ほど、上司のありがたみを実感したことはありません。
「苦手な上司」5つのポイント
次に「苦手な上司」のポイント。ある意味「いい上司」の真逆、でもあります。
- 中途半端に任せるだけで、最後は自分が引き取ろうとする
- いちいち口出ししてくるくせに、肝心なところは知らんぷり
- 褒めたり励ましたり、を言葉に発することが出来ないタイプ
- 人によって態度を変える、えこ贔屓する
- ミスが起きたときに、部下を叱責することが最優先
…終わってますね。
でも実際、このタイプ居るんです。
やはり、事例を紹介しますと、とあるボスのこと。
良く言えば”人見知り”、悪く言えば”えこ贔屓”の典型のようなタイプ。大の大人が人見知りってどうなんでしょ?と呆れたくなりますが、ま、100歩譲って。
このボス、気に入った部下とそうでない部下、明らかに態度が違うんです。私は残念ながら後者の部類でしたので、まず、会議の際などには目を見て話そうとしない。伝達事項がある時は、私ではなくさらにその上司(男性)にしか連絡してこない。しかも何故か管理職ポジションにいた女性たちが次々に業務を外されて、気付くとボードメンバーは男性ばかり。
ひょっとして男尊女卑のタイプなのかしら?
でも、女性でも気に入ったメンバーには、次々にチャンスを与えているし…よくわかりません。
相手がそういう態度ですから、私もどんどん腰が引けてしまい、最後、彼が異動して別部署に行くことになっても、結局良好なコミュニケーションを取ることができませんでした。
もちろん、人間は万能ではないし、得意不得意があるのは当然。
でもね。
人の上に立っているということは、いかに、どんな部下さんとも等しく信頼関係を築いていけるか?が大事なのです。
最後にひとこと
いい上司と苦手な上司のことを書き出してみて、自分自身も心していかねば。
冒頭にも書きましたとおり【人の振りみて我が振り直せ】
逆の立場になって考えてみることって大切です。