拙著『女性管理職が悩んだ時に読む本』感想をもらいました。
私が情報発信を始めるそもそものきっかけとなり、この度出版に至るまで導いてくれた師匠・精神科医/作家の 樺沢紫苑さんからです。
ご紹介します。
「ちょっとだけ先輩」の斜め上のアドバイスが心に響く
本書のコンセプトとして最も大切にしているのが、立派なコンサルタントやアドバイザーとしての視点ではなく、【隣に管理職の先輩がやってきて相談に乗ってもらえそう】という身近感。
樺沢さんからの感想では、この点を一番最初に書いていただいて感無量です。
女性管理職のパイオ二ア的な上から目線ではなく、「ちょっとだけ先輩」という「斜め上」くらいのアドバイスが、とても読みやすく、心に響くはずです。それが、うまく表紙のデザインにも反映されています。
悩んでいるときって、遠くの理論より身近な他人の経験談が役に立つもの。
私自身もそうして乗り越えてきたことが多くて、だからこそ、経験談と向き合い方を一つ一つお伝えすることに注力しました。
「60の悩みあるある」を集める
とはいえ。
人によって悩みの種類は様々だから、中には刺さらないものもあるでしょう。
「悩みあるある」が一つでも多ければ、何かしら「あ、それって気になる。なんか似たようなことがあった」と参考にしてもらえるための面積が広がるから。
実は執筆を始めた当初は半分の30程度しか思い浮かびませんでしたが、編集者さんが「もう少しありませんか?」と度々声掛けをしてくれたことで、倍の60まで書くことができました。
樺沢さんの感想の中でも、
「60の悩みあるある」は、圧巻です。60の悩みを集めることも大変ですが、それに関して「本文」「ワンポイント」「生き方の悩み まとめ」という三つの視座から、一般論、個人の体験、そして「本音」という異なる助言、アドバイスが読める。
体験の部分に関しても、押しつけがましくない。やんわりと、控え目に書かれているので、「やってみよう」という気持ちにもなるでしょう。
とまとめていただけて、一生懸命集めた甲斐がありました。
悩みフレーズ、逆引き
加えて、本書で工夫したポイントの一つが「悩みフレーズ、逆引き」
60の悩みをカテゴリーごとに順番に綴っていますが、巻末にワンポイントフレーズのまとめと、対応する項目番号の記載をしていて、逆引きでも使ってもらえるようにしました。
自分が読者として本を読んでいる時に「ポイントから本文を辿れるとより便利だなぁ」と感じていたことがあって、拙著では上記のような編集を施してもらったのです。
巻末の「女性管理職悩みあるある60向き合い方ワンポイント・フレーズ」も、おもしろい! ワンポイント・アドバイスをまとめて読めるだけではなく、そこから「逆引き」もできるという。本を立体的に構成しています。著者だけではなく、編集者の工夫も随所に見られます。そんな意味も含めて「非常に良い本」が出来上がったと思います。
樺沢さんの感想全文(Facebook)
この感想文は2023年4月26日にFacebookに投稿をいただきました。
師匠に感謝です。