本は、書いたら終わりではない【発売後に著者がおこなうべきこととは?】

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初出版本『女性管理職が悩んだ時に読む本』が2023年4月28日に発売となりました。

書店さんに並んでいる様子を見てあらためて感無量です。

一方で、

「本は、書いたら終わりではありません」と、著者の先輩たちが異口同音に語っているのを耳にしていて、今まさにそれを実感。

発売後に著者がおこなうべきこととは?一言でまとめると
【著者自らが、自分の本を世の中に知ってもらい、必要としてくれる人たちに1人でも多く届けるために活動する】
つまり、販促です。

いくつかのポイントがありますが、私が取り組んでいることを解説。

今後出版を目指そうとする人へ参考にしてもらいたく、この記事を書きます。

自分のメディアでの周知

まずは、自分のメディアでの周知。SNSだとFacebook、Twitter、そしてこのブログ。
発売日の10日くらい前からを目処に、さまざまな投稿をしていきます。

もちろん、出版が決まったときから徐々にお伝えをしていきますが、あまり早目から多くのことを書きすぎてしまってもどんどん流れていってしまうので、上記のタイムラインに集中するのがオススメ。

Facebookの投稿例です。見本誌を出版社さんに取りに行った報告と、発売日についてもお伝えしています。

コチラはTwitterの投稿例です。私はほぼ毎日朝ツイートをしていて、それを見てくれるフォロワーさんも多いので、いつもの朝ツイートに加えて発売日への感謝も書き添えました。

ただし、投稿ラッシュでかなり疲労が溜まってしまうこともありがち。ときどきは休息を入れて無理なく長く続けることも肝要です。

講演会の企画、集客

出版記念講演会の企画と集客も大事なポイント。長年の会社員生活ゆえ、自分個人のイベントを主催するのが人生初。
会場探しから始まって、申し込みページ作成や告知、集客、どれもこれも初めてのことばかりで、かなりテンパってしまっています。

お恥ずかしながら泣きそうになることも多々ですが、やはり先輩達がこれまでやってこられた方法を参考にさせてもらいつつ、それぞれの分野専門家さんたちにもたくさん助けてもらって、なんとか進めることができて来ました。

サインの練習

講演会では参加者さんに書籍をプレゼントします。また、その後も様々な機会に直接拙著をお渡しする機会もあるでしょうから、サインを決めて練習。

無名の新人著者がサインなんておこがましい…そんなふうに感じてしまうこともあるでしょう。私もそうでした。

でもね。

「サイン付き書籍」って読者さんが喜んでくれるのです。
少々余談ですが、サイン付きとすることで転売防止にも繋がる。これは師匠から教えてもらいました。

自分が心を込めて書けるものなら、どんなサインでも構いません。私はこんなサインにしました。

動画活用

SNSやブログに加えて、動画活用も一つ。

「私、インタビューがかなり得意です」と提案してくれた友人(スタオバさん)と、ブログの師匠(ものくろさん)にサポートしてもらって、発売前後にシリーズ動画をアップしています。

一例をご紹介。

一つの動画あたり5分少々と見応えタップリですが、本のエッセンスをお伝えできるように思いっきり語っていて、発売日後の瞬間風速が過ぎた後でも、参考にしてもらえるように工夫しました。

神社参拝

いよいよ、発売当日を迎えて。

「神頼み」も大切です。

ただ「困った時の神頼み」ではなく「感謝の神頼み」に徹すること。

ベストセラー祈願のご利益があるという、東京都内の根津神社に、編集者さんと共に昇殿参拝をして、ご祈祷いただいた際の1冊を奉納しました。

書店周り

書籍がどの書店に置かれているのか?は、事前に出版社さんに確認して教えてもらうことができます。

全ての書店を周ることは叶いませんが、できる限り訪問してご挨拶に努める。
出版社さんの方針や書店さんの状況によっては、著者が書店周りをすることがOKなのかどうかそれぞれあるので、やはり事前に担当編集者さんや担当営業責任者さんと相談して進めましょう。

POP(本が陳列されているところに置いてもらえる小さな広告。拙著のPOPは出版社さんで作成をしてくれました)も用意してお渡しすると良いです。

某書店さんでは、早速POPを使ってくれて感激。

なお、書店さん内の撮影や自分のメディアでの投稿については、必ず許可をいただくこと。

どの書店さんからも「他のお客様が映り込まないようでしたら、ぜひどうぞ」と快諾をもらえました。

バックエンドの用意

さて。こうした販促活動に取り組んで、さらに、その先に読者さんたちのベネフィットになるようなことは、なんだろう?

いわゆる「バックエンドの用意」も整えていきます。

私の場合は本業が会社員なので、専業としてのバックエンドとはなりませんが、メルマガのステップメールでキャリア相談の受付仕組みを作ったり、今後は講演活動も積極的に進めていくことを目標としています。

赤字出発でOK

最後に。

こうした活動には、費用がかかります。

前段落でお伝えしたとおり、当然、様々な分野の専門家に助けてもらうことになる。言い換えると、自分1人でやろうと思ったところで無理です。

例えば、申し込みページ作成の専門家、チラシ作成の専門家、動画の専門家、イベント運営事務局の専門家、司会の専門家…等。

情報発信で世の中の役に立ちたいと志して学びのコミュニティに参加しているうちに、幸いにもこうした多くの専門家さんとご縁をもらって、お仕事をお願いしました。

新人著者の講演会。リーズナブルな価格設定が必要ですし、本が売れて印税をもらえるようになるのには時間がかかりますから、とにかく先行投資。

赤字出発でOK。そのための費用をある程度貯めておくことも必要で、私の場合は正社員退職時の退職金を充てることにしました。

お金は感謝して使う。

返ってくるとかこないとか、そんなことはどうでも良いのです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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