ダイバーシティ、上司が心がけると良いのは「みんな違って、みんないい」

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こんにちは。女性管理職18年の いくみ(ねーさん @nesan_blogger)です。

職場において「ダイバーシティ」という言葉が取り沙汰されるようになって随分経ちました。

考え方としては多いに共感しますが、そもそも人って1人ずつ違うんだから、それでいい。特に部下さんとの関係において大事なのは「相手をリスペクトする」

上司の心がけってソコが肝だと思っています。

解説します。

「ダイバーシティ」を認識しての、部下さんとのコミュニケーション

まずは「ダイバーシティ」とは何?あらためて確認してみます。

ダイバーシティ(Diversity)とは、日本語で「多様性」の意味で、人種・性別・宗教・価値観などさまざまに異なる属性を持った人々が、組織や集団において共存している状態を示します。
– 「NECソリューションイノベータ」Webページより引用

人って、つい自分目線で他者のことを捉えてしまいがちですが、実際にはそんなのちっぽけな自分だけの物差しに過ぎません。

まずは上司がそこをきちんと認識すること。その上で部下さんとのコミュニケーションを図っていくと良い。

もちろん、業務の進め方や手順の遵守など必要な点を逸脱していない、ということが前提です。

部下さんへのリスペクト、とは?

では、部下さんの個性をどう「リスペクト」すべきでしょう?

例えば、部下さんの性別、年齢、バックグウンド…その人を表すのに様々な「看板」があります。

でもね。

大事なのは「看板」じゃなくって、一人一人がいかに業務に対して真摯に取り組んで貢献を果たそうとしているのか?ってこと。

そこさえブレていなかったら、あとはなんだって構いません。

もし全員が同じような思考や属性だったら…そんな組織、ちっとも面白くもなんともない。個性を持ち寄ってこその相乗効果ってある。

上司が自分の考えだけで物事を進めるのではなく、部下さんそれぞれの個性を尊重して進めていくこと。
その思い、必ず業務の活性化につながるものと信じています。

「みんな違って、みんないい」の極意とは?

ダイバーシティの根元にある考え方って「みんな違って、みんないい」というもの。

正解なのかどうかはさておき、私はそう受け止めています。

誰だって一人一人がそれぞれ尊いのだから。思い起こしていたら、詩人・金子みすゞさんの詩が浮かびました。

『私と小鳥と鈴と』
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

ダイバーシティ&インクルージョン、そもそもの発想は海外からもたらされたものかもしれませんが、我が国にも古くからこうした文化を語る先人の知恵があったのだと、あらためてその極意を心に刻んでいます。

最後にひとこと

余談ですみませんが、私自身かなり「雑草な人生」を歩んできて、はっきりいってどれもポンコツ三昧。

出身校の偏差値とか、性別やら年齢やら…そんなことに関わらずひたすらビジョンを貫くのみって突っ走ってきました。

幸いにして同じような考えの師匠や上司に恵まれたことも、「相手をリスペクトする」という信念を持つに至りました。

自分なんて大したことない。だのに周りの人たちがそんな自分を温かく見守ってくれた。

私にとってはそれが「ダイバーシティ」の原点です。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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