こんにちは。会社員38年&女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
数ヶ月前に定年再雇用となり、それまでの管理職業務を変わらず継続で、意気揚々と頑張っていました。
がしかし、ふと、このままでいいのだろうか?と惑う出来事があって、会社員勤務・できるところまでやり切ろうと考えていた気持ちが今、揺らいでいます。
何に惑っているのか?そして、これからどうしていきたいか。
同じような悩みを持っている人たちの参考にしてもらえたらと、この記事を書きます。
会社員勤務、どこまで引っ張るべき?なぜ悩んでいるのか
まずは、定年再雇用の際に張り切っていた私が、なぜ、今悩んでいるのか?について。
結論からお伝えしますと「突然の配置転換」を命じられたことからです。
定年になる半年ほど前、新たな部署の責任者に任命されました。「私、あと数ヶ月で定年なのですが」と上司に訊ねてみましたが、「いやいや、そんなことさておき、ねーさんに力貸してほしい」
この言葉で、私のモチベーションは急上昇。新たな部署ですから不安もありましたが、まだまだ頑張ろう。一生懸命やろう。心に誓ったものです。
責任者たるもの当然様々な苦難があります。それでも部下さんに寄り添って課題解決に努めながら、なんとかやりくりしてきて、手応えも感じていました。
そんなとき。
上司から「ねーさん、ちょといいですか」と声を掛けられ、は?なんだろうと思って面談の場に臨んだところ。
「ねーさん、今のポジションは9月終了でお願いします」
この人、何言ってるんだろ??寝耳に水とはまさにこのことです。私のポジションに当てはめたい別の人物が現れたとの説明。予想だにしなかった出来事です。
残念ながらそれから1ヶ月近く経っても、あまりに衝撃すぎて自分の身に実際に起こっていることが受け止められていません。
会社員だから配置転換は仕方ない。なんとか心の平穏を保とうと別記事にも書きました。
そして、この出来事を通じて、あらためて悟ったのです。
自分が情熱を持って仕事をやり切りたいと思っていても、どれだけ懸命に取り組んできたとしても。
上司の考え一つで突然梯子を外されることもあるのだと。
もちろん、これまでも何度か配置転換を経験してきました。
ただ、やはり定年雇用の身だと正社員の時と違って、いきなりの辞令ってかなり堪えるのです。
やりたいことの比重を逆転する
その後に何の業務を担当することになるのか、この記事を書いている時点では決まっていません。
おそらく現勤務先の中で、どこか空きポジションに異動することになるでしょう。
企業ミッション自体は共感が多くて、だからこそ20年勤続してきたので、それならそれでもよいです。
一方、私がライフワークとして目指していること【個人の情報発信で世の中の役に立つ】
部門責任者をやっていると、なかなかそのために時間を割くこともままならなくって、残業して帰宅後の少ない時間を振り絞ってブログ書いたりSNS投稿したり、かなり青息吐息な日々。
ならば、発想を変えてみよう。
ライフワークメインにして、会社員仕事はその傍らで頑張る。比重を逆転したらいいのだと。
情報発信自体で収入をメインにする、ということでなく、自分の時間をどれだけかけるのか?という「時間軸」の転換です。
定年再雇用でも、現在の法律ですと65歳までしか勤められないので、その先まだまだ現役でいるために、ちょっと転換する時期が早まったと考えたらよい。
突然の異動ってかなり辛い出来事でもありますが、そう捉えたら全然オッケーです。
「この生き方が絶対」と捉われなくて良い
お恥ずかしながらこの出来事があるまでは、会社員ってサイコー!やり切れる時までぶっちぎろう!ってずっと考えていました。
もちろん、今でも会社員って私の人生の看板みたいなものだから、会社員いいなぁって考え方に相違はありません。
ただ、物事には絶対ってことがなくって、ある日突然自分が信念だと思っていたことが続けられなくなる。
一つの考えに固執するではなく多様性。
あらためてそのことを実感しています。
最後にひとこと
実はこの記事を書くきっかけになったもう一つの出来事が、友人のSNS投稿を見たことから。
その友人は、私のように幾つかの企業を転職してきたのと異なり、大学卒業後一貫して同じ企業に勤め上げてきて、この先もずっとその道を極めるのだろうなぁと思っていたのですが、
「50歳になったと同時に長年勤めた企業を卒業しました」と書かれてあったのです。
私よりもぜんぜん若い彼の決断。安定の大企業で勤め続けることを選ばずに、次のステップを目指した、ある意味潔さ。
ここのところ悶々と悩んでいた私にとっては、とても清々しく映りました。