こんにちは。会社勤務での正社員定年が間近な いくみ(@nesan_blogger)です。
50代を過ぎた頃からいわゆる"燃え尽き症候群"に次々と襲われました。
勤務先での突然の異動辞令、子どもが独立する過程での様々な問題…40代の頃までは幸い順調に過ごすことができていたけれど、不調は突然やってくるもの。
どうやって切り抜けて今に至ったかと言いますと、キーワードは「発信すること」
この「発信」をやってきて5年経った現在、不思議なことに毎日を楽しく過ごすことができるようになったのです。
同じような心配事に直面している方々へ参考になればと、この記事を書くことにしました。
燃え尽き症候群に直面するまでは、危機感ゼロ
"燃え尽き症候群"に直面するまでの私は、ひたすら会社人間と親業を繰り返す毎日。
もちろんそれぞれに、やりがいや楽しさを持って取り組んできました。
このままずーっと毎日を続けていって、定年迎えたらのんびりして…そんな将来像をボーッと描いていて、ある意味危機感ゼロ。
しかし、50代半ばを過ぎたとあるとき。
会社からは突然の異動辞令、大学卒業間近で就活に励んでいた息子が突然のドロップアウト。
詳細は端折らせてもらいますが、全てがほぼリセットされてしまったといっても過言ではありません。
それでも、部下さんたちのために、仕事を放り出すわけにはいかない。
悩んでいる息子を前にしてどうしたらいいのか解らないけれど、母親は私しかいない。
義務感のみで、ただただ毎日を送るだけの日々です。
「発信」することで、会社員でもない親でもない自分を見つけることができた
このままではイヤだ。なんとか払拭したい。
色々調べてみて見つけたのが、学びのコミュニティでした。
そこで目標とされていることが「情報発信して世の中の役に立とう」というもの。
当時の私はブログはおろか、SNSも全く何一つやっていませんでした。必要性を感じていなかったからです。
情報発信して世の中の役に立つってなんなの?全く意味も解らずでしたが、とにかくこの「燃え尽き」からなんとかして抜け出すのには、なりふりかまっている場合ではありません。
おぼつかない操作でSNSデビューして、ブログの師匠に出会って自分のサイトを開設して…発信の仕方もよく解っていないまま、とにかく何かを書いて投稿していくうちに、今まで経験したこともなかった新しいやりがいを見つけることができるようになったのです。
それは「会社員でもない、親でもない、ただの自分が誰かの何かに役に立つこと」
すると、仕事と子育てのことだけで悩まずに済むようになってきました。
しかも、仕事のことも子育てのことも、思わず好転。
おこがましい言い方かもしれずすみませんが、自分自身のことをしっかり持つことを心がけたら、会社員の自分や親の自分も芋づる式に上手くいっちゃったのです。
自分の50年間で得たことを外に向けて出すのに、インターネットは便利
私は、SNSとブログをやっていくことで「燃え尽き症候群」から救われたのですが、発信には様々な方法があるもの。
文章じゃなくてもよくって、絵を描くことだったり、音楽を奏でることだったり、映像だったり。
大きく括ると「表現」することです。
長く生きていると、知らずうちに色々な知恵を身につけている。
なにか特別なことをあらためて始めるって構えずとも"それまでの自分の50年間で得たことを、他の人たちに伝える"って考えればよいです。
そして大事なのは、自分の中だけで仕舞っておくのではなくって、必ず外に向けて出すこと。インターネットを使った発信は誰でも手軽に取り組むことができて、とても便利。
「ネットに自分のことを表現するなんて…怖い思いとかしないだろうか?」
私もそんなメンタルブロックを持っていましたが、心配不要。
そもそも最初はほぼ誰にも見られていませんから。しかも、顔出し実名じゃなくても、Facebook以外はOKだから怖くありません。
コツコツと発信を続けていくうちに読者さんから「教えてくれてありがとう」「自分もやってみます」などとレスポンスをもらえるようになると、嬉しさもひとしおです。
最後にひとこと
定年間近でどうしよう、子どもが巣立っていってどうしよう…50代の悩みは尽きないでしょうが、
人生100年、まだあと半分あるのです。
仕事や子育てに大きな区切りが訪れた時こそ、自分だけの何かを持っておく。そのためにも「発信」「表現」することがきっかけにも味方にもなってくれます。
もちろん、他に自分なりの方法を持っているならばよし。
何をしていいか解らない…というときは「発信」をぜひやってみてください。