写真術の師匠、Shinya B Watanabeさん
iPhoneで写真を撮る楽しさを教えてもらいました。
これまでは、実践演習を含めた講座に参加することが多かったのですが、今回は、Shinyaさんの講義メインとなるワークショップに参加をしてきました。
テーマは「iPhoneを愛する人のための写真術ワークショップ・スマホで写真上手になるための、確認しておきたい事項について」です。
自分の眼に見えたものが、カメラに写っているのではない
まずは、「何が写真を作るか?」という点について。
「光」「空気」「時間」「雰囲気」・・などといった答えが受講生から出ます。
しかし、違うのだ。
自分の眼に見えたものが写っているのではない。
「カメラからはどう見えるのか?」「カメラがどうモノを見ているのか?」
ヒトと違って、カメラは基本「眼」がひとつ。だから見え方が異なる。
この点を常に意識して、距離や画角の調整をおこない、その人なりの「上手い写真を撮るためのレシピ」を編み出してゆく。
これが、「写真を作る」ということ。
まったく気づいていなかった。
自分の眼で見たもの。それが写真を通じて相手にも伝わっているのだと、勘違いしていました。
「カメラにとっての見え方が違う、それが受け取る相手に伝わるものである」ことを意識して撮影するのって、なかなか難しそうだけれど。
これって、めっちゃブログにも通ずるものがある。カメラと違って、ブログは「文字、文章」というツールを通じて。
自分にとっての「文字、文章」の捉え方。それは相手にとって、どう見えるのか?相手が記事をどう見ているのか?
つまり、見る(読む)側の視点に立つ。
知りえたこと、受け取ったことを伝えるというのは、写真でも文章でも、その"真髄"は同じなのですね。
「自分」というのは、唯一無二のコンテンツ
また、コンテンツについても興味深いお話を聴くことができました。
Shinyaさんが教鞭をとっておられる大学の、1年生向け講義では、まずは学生さんたちに「自撮り(セルフィー)を毎日撮影すること」を課題にしているそうです。
モノや風景、他の人物などと違って、「自分」というのは、唯一無二のコンテンツ。
撮ってゆくうちにどんどんコンテンツが磨かれ、それとともに撮影技術そのものも、アップグレードしてゆく最良の方法なのです
やっぱり、ブログと似ている。
自分を素材にして、日々更新していって。だから、ブログも成長ができるのだ。
「作文」であっても「撮影」であっても、同じ情報発信として、相通じるものが多いんだなー。
あらためて、気づきをもらいました。
レタッチは「気持ち」とつながるためのスパイス
一方、オリジナル画像に、さまざまなアプリを活用して加工する「レタッチ」
トーンを明るくしたり暗くしたり、色合いのニュアンスを変えたり、正方形にカットしたり・・。
Shinyaさんに教えてもらってから、ワタシもさまざま活用しています。
撮影する際にそのあたりをカチッと決められればベストなのだと思いますが、なにしろ一瞬であることが多いし、光の加減もその時々でさまざま異なる。
もう少しこう表現したいなー。
もう少し周辺の雑事(ノイズ)をカットしたいなー。
オリジナル画像のままでも、もちろんよいですが、
Shinyaさんいわく、「できあがった画像が、自分の気持ちとつながっていたほうがよいから、直す。
レタッチはそのためのもの」
たしかに、自分が感じた気持ちを、さらに投影してゆくのに、レタッチはありがたい「スパイス」
それによって、自分の「作品」がさらに仕上がってゆくというのは、なかなかワクワクするのです。
今日の一言
画質とは、明るさと色合いのバランス。それが絶妙であるほどよい。
そのうえで
「カメラからはどう見えているのか」
「自分というコンテンツをどんどん出す」
「レタッチで気持ちとつながっておく」
教えてもらったことをあらためて意識して。さらに撮影を楽しんでゆこう。
現在開催中のワークショップや、今後の開催について ※Androidでも、必要なアプリをダウンロードできる機種であれば応用可能です。
詳しくはShinyaさんブログをチェックしてみてください。
ワタシガミルモノ — シンヤBのブログ