JR東日本の特急列車(成田エクスプレス)利用で移動する機会がありました。
成田空港駅から新宿駅まで乗車したものの、新宿駅から在来線乗り継ぎまでの時間猶予がなく、うっかり網棚に置いていた荷物を失念。
帰宅してから、置き忘れたことにハッと気付いたのです。
時刻は18時過ぎ。藁にもすがる思いでネット検索して「お問合せセンター」に相談、幸いにも新宿駅で下車したホームの事務所で当日中に受け取ることができ、心底ホッとしました。
私と同じように、JR東日本の特急列車で忘れ物をしてしまったときの参考になれば…と、この記事を書きます。
列車内での忘れ物「JR東日本 お問い合わせセンター」を利用
今回私の場合は、どの駅で下車して置き忘れたのか、どの列車(便名)で座席は何両目だったのか…特急列車だったため、かなり詳細の情報を把握できていました。
ただ、終点までその列車に乗車していて、かつ、折り返し運転を継続していたようなので、我が荷物を乗せたままだったらおそらく成田空港に向けて運行中ではないか?それならば、見つかるまでにしばらく待たなければならないのでは?
不安は募るばかり。
とにかく、問い合わせ先(JR東日本 お問い合わせセンター)に電話をしてみます。21時まで受け付けているのでまだ時間内だったことも幸いしました。
JR東日本 お問い合わせセンター利用の注意点
次に、お問合せセンター利用の注意点について。ポイントを3つ挙げると
- 電話が混み合っていてなかなか繋がらない場合もあるが、繋がるまで待っておくとよい
- チャットサービスも利用可能、ただし、特に忘れ物をしてからあまり時間が経っておらず、かつ、込み入った説明が必要な際は、オペレータさんへの相談が便利
- 忘れ物の形状や中身の詳細、乗車した列車名や車両が明確であれば見つかりやすい
さらに詳しくお伝えします。
電話が混み合っていても繋がるまで待っておくとよい
私が電話を掛けたのが火曜日の18時過ぎで、あまり繋がりやすい時間帯ではない様子。
コールしてしばらくは「只今電話が混み合っています」の音声アナウンスとともに保留音が繰り返し流れてきましたが、5分経つか経たないかの頃合いに無事繋がりました。
ちなみに「電話が混み合っています」アナウンスの途中で切電してしまうと、架け直しを繰り返さなければならない羽目になりがちなので、そのまま待っておくのをおススメします。
チャットサービスも利用可能だが、オペレータさんへの相談が便利な場合
JR東日本 お問い合わせセンターのウェブページを見てみると、チャットサービスも利用可能となっている。
なぜチャットの利用をしなかったかと言いますと、忘れ物をしてから1時間ほどしか経っていなかったことと、前段落でも書いたとおり、私が乗車した列車は折り返し運転の走行中が予想され、少々込み入った状況。
こうした点を説明するのには、リアルのオペレータさんへの相談が便利だと考えたからです。
忘れ物の形状や中身の詳細、乗車した列車名や車両が明確であれば見つかりやすい
実際に問い合わせをしてみて、その便利さを実感しました。
「JR東日本 忘れ物」などのキーワードでネット検索してみると、忘れ物をしてからあまり時間が経っていない場合は、拾得されていなかったり、システムへの登録が間に合っていないこともあるから、翌日頃に問い合わせをするのが適切…などといった記事を見かけます。
しかし、一刻も早く見つけたい…切実さが募るもの。
オペレータさんから、忘れ物の形状や中身の詳細、乗車した列車名や車両を訊ねられて、それぞれを説明。「しばらくお待ちください」との返答とともに、次の報せをもらえるまで待つこと5分ほど。
「お客様のお荷物と思われる拾得物の届け出が1件見つかりました」との声が聞こえてきたときはありがたくて、うるうるしそうになっちゃった。
現在預かっている駅にあらためて確認を取るので、このまま電話を切らずにお待ちくださいと言われ、さらに待つこと5分ほど。
私が下車した新宿駅の成田エクスプレスホームの事務所で21時までならば、受け取り可能(おそらく、それ以降しばらく時間が経つと警察署に移送されてしまう)、受付番号と受け取りの際に必要な身分証明書などについての説明を受けて終話。
中身はなんてことのない雑貨ではありましたが、とにかく見つかったことに安堵。オペレータさんにも御礼を伝えます。
「いやいや、とんでもございません」とさらに返してくれたときは、感謝の思いでいっぱいになりました。
駅事務所での受け取り
帰宅した後ではありましたが、21時までまだ時間がある。再び新宿駅に向けて移動しました。
新宿駅の成田エクスプレスのホームは少々複雑な作りで、他の在来線の延長線上のようになっており、さらに駅事務所はかなり先の方に位置しています。
発着時刻ではなかったせいか人気の無いホームを進んでいくのも少々不安…事務所の明かりが見えたときはホッと一安心。
用件を伝えると、受付番号を聞かれて身分証明書の提示を求められ、それぞれ伝達。その後受け取りのための書類にサインをして完了です。
我が荷物(家電量販店「ノジマ」のロゴマークが入ったエコバック)を駅員さんから差し出されたとき、さらに安堵しました。
最後にひとこと
忘れ物はしないに越したことはもちろんありませんが、もし、ウッカリしてしまったとき。
特急列車で特に終点駅で降りた場合は、よく駅員さんが車内を点検しているのを見かけますが、その恩恵に預かったこと。そして、素早く鉄道会社の忘れ物システムに登録してもらえたこと。
今回私は幸運だったかもしれませんが、各鉄道会社ごとに問い合わせ先が設置されているでしょうから、できるだけ早く対処するとよい。
そして、網棚にはなるべく荷物を置かない。これも今回の反省点です。