こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
リーダーシップとは?巷間色々と取り沙汰されているなかで、ここのところよく耳にするのが「交換型リーダーシップ」「変革型リーダーシップ」というフレーズ。
それぞれの概念ってなんだろう?あらためて確認してみたことと、概念さておき、自分のスタイルを極めれば良いと思えたこと。
リーダーとしての在り方に悩んだときに参考になればと、この記事を書きます。
リーダーシップの「型」とはなんだろう?
私自身はとにかく現場で場数を踏んできて今に至るので「リーダーシップの型とは?」などと意識することがありませんでした。
答えは現場にある。そんな考え方です。
とはいえ、行き詰まってしまうことももちろんあって、お恥ずかしながら最近の自分はまさにそんな渦中。
ある書籍を読んでみて目にしたこと。それが「交換型リーダー」「変革型リーダー」という点。いつ頃から説かれてきたのは把握していませんが、自分が弱っているときにこのフレーズ、刺さりました。
それぞれの在り方とは?そして、それを知っての自分がこれからどうしたらいいのか?と気づいたこと。
次段落でお伝えしていきます。
交換型リーダー、変革型リーダー
この二つの型については、さまざまな解説がされていますが、私が参考にした書から引用します。
交換型リーダーシップとは、アメとムチを使い分けてリーダーが意図する方向へ人々の行動を仕向けるもの。(中略)つまり、「リーダーから与えれる報酬」と「フォロワーの服従」を交換することで成立しているのです。
一方、変革型リーダーシップとは、人々の内発的な動機を引き出そうとします。人々の内面にある価値観を「変革」させるという意味からその名称がつけられています。
ー 『イマドキ女性管理職の働き方』より引用
詳細の解釈は専門家に任せるとして、自分なりに両者を言い表すとしたら、交換型は「上から目線」変革型は「横から目線」なのではないかと思い至りました。
もし異なっているようならすみませんが、この目線の違いがまさに、私が信念とするリーダーシップの違いなのです。
マイペースじゃなくてユアペース
私の信念は「部下さんに寄り添うこと」つまり、横から目線です。
上から目線は一見、目標達成や組織統制に合理的だと捉えてしまいがちですが、所詮そんなものはトップダウンの幻想に過ぎなくて、本来部下さんたちが持つポテンシャルを活かすものとは言い難い。
部下さんが「こうあるべき」を自ら創造して、自由に実施すればよくって、上司は単なる伴走者的な存在で構いません。
それを「変革型リーダー」と一気にまとめ表すのはおこがましいかもしれないけれど、とにかくマイペースじゃなくてユアペース。
ここさえ意識しておけば、あとは部下さんたちが伸び伸びとやっていく姿を後押しするのみです。
自分のスタイルに不安があったときに
実は、こうしたことをあらためて考えるきっかけとなったのが、上司からの意見でした。
「ねーさんさぁ、部下に寄り添うのはいいけれど、売上とか戦略とか上手くいってないんじゃないの?」
反論させてもらいますと、売上は予算とほぼ相違なく進んでいて、ただし、大きな増幅はありません。
戦略?そんなん、人ありきでしょ。理論を一生懸命追い求めようとしたって、人がついてこなければ意味なし。
一方的に何かを決めつけようとする我がボスはある意味交換型。
部下さんたちの”自ら”に沿うという私のやり方は、変革型。
考え方の根本が全く違うから残念ながらなかなか相容れないけれど、自分のスタイル、これでいいのだろうか?と自信を失いかけていたので、あらためて極めていくのみ。と気持ちがスッキリできました。
最後にひとこと
前段落でご紹介した書籍に「女性は変革型リーダーシップが得意」とも書かれてあって、なるほど…と納得することしきり。
どんなスタイルであれ、リーダーが自信をもってブレずに貫いていくこと。
部下さんがついてきてくれるためには、その点も大切です。