「データで示してください」という上司へモノ申す それは重要ですか?

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こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。

業務を実施しているといろいろなトラブルが起こるもの。「こんなことで困ってしまっているのですが」と上司に相談したときに「データで示してください」と返されることがあります。

そんな上司にモノ申します。それは重要ですか?

同じような状況に遭遇している部下さんたちへ。この記事が参考になったら幸いです。

「データで示してください」上司から言われたときの部下の心理

まずは、そのように言われたときの部下の心理について。

ハッキリ申しますと「もうこの上司には相談したくない。相談しても無駄だ」
おそらく上司は、事象を客観的に捉えて必要なアドバイスをしたい…という気持ちから発言をしているのでしょう。

でもね。

困っている事象そのものについて、まずは共感をしてほしいのです。
データで示せって要求されても、集計したり資料化したり…切羽詰まってそんな時間も持てないから相談しているのであって、ゆっくり分析する暇があったら相談なんてしません。

データは誰のためにあるのか?

データ化とは客観化ともいえますから、もちろん、重要性もあるでしょうし、蔑ろにするつもりもないです。

しかし、それは誰のためにあるのか?と考えたときに、答えは「クライアントさんのためにある」

自分達が社内で困っていることや、何かを変えていきたいって思うときのためにデータがあるのではなく、クライアントさんにより貢献するために、その根拠資料としてデータが存在する。

「データで示してください」と要求すべき主体はクライアントさんであって、上司から部下への要求事項ではないのです。

上司の心構えとして絶対外せないこと「それは重要ですか?」

この記事では、上司が部下へ「データで示してください」と要求してしまうトピックについてをご紹介していますが、総じて上司の心構えとして絶対外せないことをお伝えしますと、

「それは重要ですか?」

上司が自分の趣味思考で重要だと思うことを指しているのではありません。
業務がうまく回るために、そして、クライアントさんのために、重要であるかという点。

現場の中でしっかり何が起きているのか?ということを体感しない限りは、この勘所を養うことができなくって、現場に身を置かずに遠く離れたところから机上の空論を振りかざすような上司は不要。

大事なのはデータ優先ではなく、感情を持った人間が懸命に仕事をしている、ということなのです。

最後にひとこと

「こんなことで困っているのですが」

部下さんから相談されたときに、私が開口一番伝えることにしているのが、「そっか。いろいろ大変だったね。お疲れ様です」

その後に「それはなんで起こったの?今後はどうすればいいのかな?何か根拠資料があるかしら?」
って質問攻めにしてしまっても、一つ一つ答えてもらえるもの。

頭ごなしに「〇〇で示してください」などと言い放つより、この方がよっぽどコミュニケーションが円滑に進みます。

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一部上場企業にて女性管理職19年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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