ヴェネチア旅行。1日目は本島内を散策。
2日目は、単発ツアーを利用して、付近の離島を3つ周りました。それぞれの島に特徴があります。
水上バス(ヴァポレット)に乗る
本島の「フォンダメンテ・ノーヴェ (Fondamente Nove)」という停留所から、まずは、いちばん遠方のブラーノ島へ行きます。
チケットは1回券が7.5ユーロ。24時間券が20ユーロ。※2019年3月現在
3回以上利用するならば、24時間券がお得なのと、1日単位ではなく、利用開始時刻から24時間後まで利用可能。翌朝も使う予定があったので、24時間チケットにしました。どのチケットもデザインは統一。
ブラーノ島 レース編みとカラフルな家
船に揺られること40分。最初の目的地・ブラーノ島に到着。朝、本島を出たときは霧の寒い朝でしたが、到着後は穏やかな晴天。
レース編み
この島の特産品は、レース編み。16世紀から続く伝統工芸です。しかし、職人さんが高齢化しており、後継困難にて、どんどんその規模が縮小されてしまっているとのこと。残念です。
本来の手作り品はとても高価なため、機会編みのリーズナブルな壁掛けをお土産に購入しました。
カラフルな家
この島のもうひとつの特徴は「カラフルな家」。漁から船で戻ってくるときに、天候不良で視界がクリアじゃなくても、目立つように‥というのが発祥と、ガイドさんに教えてもらいました。
ホントにカラフルwアイキャッチにも使いました。
午前中早い時間だったこともあり、また、ローシーズン(私が訪れたのは3月初旬)なせいか、とても空いていて、のんびりゆったり過ごせました。ハイシーズン(4月〜10月)の午後ともなると、かなり混雑するようです。
カラフルな家のイラスト付きのバルサミコ酢を、お土産に買いました。試食ができるのですが、熟成されていて、これだけでも味わい充分w
教会が斜めに建っている
ブラーノ島にある、サン・マルティーノ教会。「ピサの斜塔」のように斜めに建っています。
海を埋め立てていることから、こうした現象が起こる。これ以上傾かないように‥と、地盤の修復が定期的に行われているそうです。
カーニバルシーズンが終わったところで、あちこちのお店で「マスク」がお土産用に売られています。
浸水の災害に時々見舞われるため、その「高さ記録」が、壁に描かれています。Max194cm!大変だったのだろうなー。
トルチェッロ島 ヴェネチア最古の教会がある、発祥の地
次は、ブラーノ島からヴァポレットで5分くらいの、トルチェッロ島に移動。
この島には、ヴェネチア最古の教会といわれている「サンタ・マリア・アッスンダ聖堂」がある。"ヴェネチア発祥の地"ともいわれている所以です。
そもそもは7世紀に建立、11世紀に建て替えがされたそうですが、建立当初の箇所も一部外側に残されています。
教会内には、見事なモザイク画が飾られているのですが、残念ながら撮影禁止。
この島も過疎化が進んでいて、現在住民登録されているのが、わずが18世帯のみとのこと。
ブラーノ島よりさらに、ひっそりとしていました。
港のほど近くにあるリストランテで、ランチをいただきます。
食前酒に、スプリッツァ・アペロール(アペロールをソーダで割ったもの。カンパリに似ています)をいただきます。色鮮やかで爽やかな味わい。ヴェネチアの人々にも人気のカクテルです。
前菜。海の幸盛り合わせ
手長エビとルッコラのニョッキ
スウィーツは、ヴェネチアの伝統焼き菓子、エッセ(黄色い方)とヌガー
どれもとても美味しかったです♪
(ランチ代はツアー料金に含まれているので、不明)
ワタシの利用したツアーはコチラ
ムラーノ&ブラーノ&トルチェッロ島 2島または3島の選べるプラン<貸切/日本語> | イタリア(ヴェネツィア)旅行の観光・オプショナルツアー予約 VELTRA
ムラーノ島 ガラス工芸で世界的に有名な地
最後は、ムラーノ島。トルチェッロ島から10分ほど。
この島を代表する産業は、ガラス工芸。いわゆる「ヴェネチアングラス」と呼ばれるもの。その歴史は13世紀にまで遡るそうです。港の目の前が工房。
街のあちこちに、ガラス工芸品のお土産物屋さんが軒を連ねています。
ハイシーズンは、売り込みが激しいそうですが、私が訪れたときは静かでした。
公園にある、ガラスのオブジェが素敵
運河も静かです
「シールプリント」のような、少し安価なグラスではありますが、色が気に入って購入しました
今日の一言
それぞれの離島の特徴。
朝9時〜16時くらいまでかけて、ゆっくり堪能することができましたw