こんにちは。ワーキングマザー29年の いくみ(@nesan_blogger)です。
息子の勤務先から手紙が届きました。
はて?なんだろう…うちの子なんかご迷惑おかけしているのかしら?ドキドキしながら開封してみると「ご家族の皆様へ」と題された、代表者さんからの感謝のメッセージ。
ホッと安堵すると共に、社会人の子供との接し方について、あらためてまとめてみることにしました。
「子供が社会に巣立っていったけれど、その後も心配が尽きない」という親御さんへ。この記事が参考になれば嬉しいです。
社会人の子供との接し方 ポイントと3ヵ条
まずは「社会人の子供との接し方」ポイントについて。
最も大事なのは【どんな仕事だとしても信頼して見守るのが一番】
さらに3か条でまとめますと
- 子供の勤務先について”品定め”をしない
- 相談を持ちかけられたときは「寄り添い」に徹する
- 終身雇用的な思考を押し付けない
詳しく解説していきます。
子供の勤務先について”品定め”をしない
我が家は夫も私も息子も全員会社員なので、あくまでも「会社員の場合」とはなってしまいますが、子供が選んだ勤務先がどんな企業であっても”品定め”しないことです。
もちろん、会社名や業種などは教えてもらう必要がありますし、つい、その会社はどんな成長性があって、そこで息子は何をやらせてもらえそうなのか?待遇は?…などと質問攻めをしてしまいそうになります。
でもね。
そんなことは所詮親の勝手な押し付けであって、子供にとっては迷惑千万この上なし。
余談ですが、自分が新卒で就職したときに結構両親から質問攻めにあって、しかもその企業はあまり規模の大きくないところだったので「大丈夫?」みたいなことを言われてとても嫌な思いをしました。
我が親は、いわゆる”誰もが知っている有名企業”みたいなことに価値観をおいている世代。しかし私にはその価値観はありませんし、ましてや昨今の激動な経済状況、「誰もが知っている有名企業」がこれからもずっと同じだという保証は何一つありません。
万が一、子供の選んだ企業が経営状態が立ち行かなくなってしまったとしたら。
その時は本人がどうしたいか考えて行動すれば良いのです。
相談を持ちかけられたときは「寄り添い」に徹する
もし、子供から仕事選びについて相談を持ちかけられたときは。
前段落で書きました「品定め」的なスタンスを決して発揮しようとせず、ただただ寄り添いに徹するようにしましょう。
何に悩んでいるのか?仕事を選ぶときにどこを決め手にすればよいのか?
実は最近息子は転職をしたのですが、その際に他の企業も受けていて一旦は決めかけていたようでした。
てっきりそこに入社したのかと思いきや「なんか、違う」と思って辞退したそうな。
この話を聞いて妙に納得。
仕事選びにはある意味”肌感覚”的な要素も必要で、かつての自分もそんなふうに決めてきたなぁということを思い出したからです。
そうだね。それ、大事。
いいとか悪いとかじゃなしに、息子の気持ちに寄り添うことにしました。
終身雇用的な思考を押し付けない
私も現在の勤務先は4社目で全く「終身雇用」を貫いてきたわけではありませんが、やはり長く勤めることで見えてくることはあるもの。
気が付くと勤続20年。これまでの経歴の中で最も多くの時間を過ごして管理職も18年やってきて、今に至ります。
とはいえ、息子と話をしていると、いわゆる「Z世代」には一社に長く勤めることを優先する思考ではないと感じます。
ジェネレーションギャップというのはもちろんありますから、それはそれでよし。親の思考を押し付ける必要もありません。
ただし、目的もなく次々職を転々としてもさほど経験の積み上げとは言えないよね。
これは、親としてというよりも、社会人の先輩として伝えておきました。
子供の勤務先からの手紙で、あらためて「見守るのが一番」と気づいた
ここまで、社会人の子供との接し方についてご紹介をしてきましたが、心得としては実践しているつもりでも、やはり親とは「つい、要らぬ心配をしてしまう」みたいな生き物(笑)
とくに我が息子は転職直後で、うまく馴染めているのだろうか?と不安も持っていました。
そんな最中に、冒頭に書きました「子供の勤務先からの手紙」が届いた。
印刷物とはいえ、和紙調の便箋に代表者さん自らの心境や今後の思いについて綴られていて、とても嬉しくなりました。
親がアレコレ心配するのじゃなく、見守るのが一番なのだ。
あらためて気づかせてくれた子供の勤務先と代表者さんに、感謝です。
最後にひとこと
息子自身はこの手紙のことを知っているのかは解りません。
次に会ったときには「こんな手紙もらったよ。いい会社だね」と声を掛けて手紙を読んでもらおうかな、って思っています。