会社員人生もあと数年となりつつあるワタシ。その後の100年ライフを楽しく過ごすために、鋭意計画立案ちゅうです(笑)
自分ひとりでアレコレ考えていてもしゃーない。定年後ライフを楽しく実践しておられる方々のことを知りたい。
そんなワタシの希望を叶えてくれる本書は、ビジネス開拓アドバイザー・大杉潤さんの「毎日更新ブログ書評」で教えていただきました。
著者の大江英樹さん
新卒でご入社された大手証券会社さんで定年まで勤め上げられたという大江英樹さん。その後いちどは、「定年再雇用」で同社での勤務継続を選ばれたそうですが、その後一念発起され、再雇用まもなく退職ののち、60歳で起業されたそうです。
「もっと自分が好きなことをしたい」と思われたのがその理由とのこと。
ワタシの会社にも、「定年再雇用制度」はあります。希望すれば、今からあと10年くらいは働くことができそうですが、きっと、「好きなこと」ではなさそう。
どうせなら、夢のある100年ライフを送りたいものだわ。
あらためて思いました。
元気な老人を目指さなくっちゃ
本著に太く流れるメッセージの肝は「老後不安は働くことによって、その多くが解決できる」。
老人には、元気な人とそうでない人(例:病気療養中、痴呆、寝たきりなど)の二極化が進んでいるようです。
どうせなら、元気な”老人”を目指さなくっちゃ(笑)
そのために大切なことを以下の点などで解説してくれます。
- 公的年金のあらましも含む経済的なこと
- 「儲けよう」みたいな、無理をしたり、借金をしたりしないこと。
- 幾つになってもチャレンジするのだ!というマインド的なこと
- 会社関係以外の人間関係構築を50歳を超えたころから築いてゆく必要性
- 起業によって「定年後は好きなことをして働いてゆける」を追求できること。
- 最初は「ギブ・ファースト」(自分にできることを他の方々に知ってもらう)から始めるべし。
- 自分に足りないと思ったスキルは何歳になっても学び始めることができる。
…etc.
読み進めてゆくうちに、とってもワクワクしてきました。
では、自分に何ができるのか?
そうはいっても、これから自分がどんなビジネスを起こすことができるのか。否、そんなのおこがまし過ぎるかもしれません。
お恥ずかしながら、まだまだ五里霧中です。
まずは、
- ”軍資金”確保のいろいろな方法を模索してみる。
- とにかく日々学び続ける。インプット⇔アウトプットし続ける。
- 色々な方々に会いにいく。
- 心身ともに健康を維持し続ける。
…という毎日を送るように心がけています。
そしていつか、学んだことを実践する日がくるようにしたいなーw
”定年後楽園”
結びの言葉として、スティーブ・ジョブスのスピーチを引用されていたのがとても印象的でした。
「Stay hungry, stay foolish」
有名な、スタンフォード大学での卒業式のそれです。
私はむしろ会社を”卒業”してこれから社会に出るシニアに対してこそふさわしい言葉ではないかと思っています。
(本書・第5章より引用)
著者の大江さんにとっては、起業こそが「定年後楽園」への道であったと振り返えられています。
定年はゴールではなく、スタート。墓場ではなく楽園。
とても素敵な言葉です。
今日の一言
どうせなら夢は大きく。本書を読んで、どんどん夢が膨らんじゃってます(笑)
せっかく長生きするなら、楽しく、そして、どなたかのお役に立てるようなセカンドライフを送りたいものです。
そんな思いを描くことができる、大江さんのご著書。
シニアの方々にもお若い方々にも、”男子”だけじゃなくオバちゃんにも(笑)、是非おススメです。