こんにちは。女性管理職16年の いくみ(@nesan_blogger)です。
長年管理職をしていると、周りの人たちからしばしば聞かれることがあります。
それは「ビジネス書をどう活かしていますか?」ということ。
そこで、ビジネス書で学んだことを私はどう役立ててきたのか?この記事で書くことにしました。
ご興味をもってくださったら、お付き合いいただけたら幸いです。
ビジネス書 実際のマネジメントにどう役立つのか?
まずは結論から。
書店の棚には実に多くのビジネス書が並んでいます。私もたくさん読んできて参考にさせてもらいました。
では実際のマネジメントにどう役立つのか?と言いますと
「役に立つこともあれば、そうでないこともある」
決して否定するつもりではなくって、書かれてあることはもちろん「あり方」として吸収させてもらう一方「やり方」については、自分の裁量で責任を持つことが必要なのだということ。
なぜならば、仕事って生き物で一筋縄にはいかなくって、世の中の動きやらそこに携わる一人一人の思いやら様々なことをもとに成り立っていくから。
机上の空論になってしまったら上手くいかないものです。
私の失敗談
お恥ずかしながら私の失敗談をお伝えさせていただきます。
管理職になって数年経った頃、勤務先が開催している「マネジメント塾」的なものに参加させてもらう機会があって、そこで色々な理論を学びました。
この時期の私はある意味「理論亡者」に陥ってしまって、現場で部下さんたちから持ちかけられる相談事にいちいち理屈で反応しようとしていた。
ロジカルシンキングだとねー、こうするといいよ
すると、部下さんから言われます。
ねーさんは、実際に私たちがやっている業務やったことないですよね
確かにそのとおり。
よくよく考えてみて行き着いたのが「やったことはないけれど、あなたたちの気持ちに寄り添って問題解決をどうすればいいか、一緒に考えることはできるよ」
理論オンリーでなく、何よりも、現場での一つ一つの出来事に懸命に取り組むこと。
あらためて気づきました。
特に役立ったと思えるのは、メンタルケアについての書
こうした経験をもとに、自分のマネジメントスタイルとして「これだけは人に負けない」と確立してきたと言えるのが
【一人一人に寄り添う】
管理職の同僚たちからも「ねーさんの得意は、ヒューマンマネジメントだよね」とコメントもらうようになりました。
実を言いますと、いわゆるビジネス書の王道的なもの(例えば〇〇理論…みたいな)がかなり苦手でして…それはそれで立派だと思いますが、私には上手く取り組めなかった。読んでいても頭の中に入ってこないことも多々。
一方「メンタルケア」に主眼をおいて示唆してくれるものは、かなり役立ちました。
どちらがいいとか悪いとかじゃなしに、私自身が得意(言い換えるのならば、人の心に関することが好きである)なことを、本で読んだことをもとに活かそうとしてきた、ともいえます。
最後にひとこと
本というのは様々なヒントを与えてくれるものだけれど、そこに最終的な答えは書いていない。
読んで得たことをどのように受け止めて、実際にどう活かすのか。
刑事ドラマのセリフみたいですみませんが、答えは現場にあるのです。