こんにちは。女性管理職15年&ワーママ28年の ねーさん(@nesan_blogger)です。
部下さんから相談を受けました。
「この仕事をずーっとやってきて、このままでいいのか?って最近悩んでいて。仕事の倦怠期ってあるんですよねー。ねーさんはどうやって乗り越えてきたんですか」
そんなときの対処法。部下さんにアドバイスしたことも含めて、私の経験をお伝えします。
仕事の倦怠期を感じたときの対処法
まずは結論から。
仕事の倦怠期を感じた時の対処法。そのポイントは1つ。
「この仕事は自分の信念に合っているか」
合っているのなら、山あり谷ありな状況でも続けていけばよい。
合っていないのなら、新たなフィールドを探せばよい。
具体的に、部下さんとやり取りをした経緯についてをご紹介します。
仕事の倦怠期 部下さんの悩み
この部下さんの悩み。話を聴いていて要約すると主に以下の3つです。
- ずっとこの仕事をやってきて、結婚・出産で形を変えながら続けつつも頑張ってきた
- 子どもがある程度成長してきて、ふと、このままでいいのか?と思い始めるに至る
- この先、どうすればよいのか
それに対して私がアドバイスしたことを書きます。
ずっとこの仕事をやってきて、結婚・出産で形を変えながら続けつつも頑張ってきた
まずは、この仕事を長くやってきたことの労をねぎらう。
途中、結婚・出産で働き方やご自身の環境変化があったり、何度も悩みに遭遇していた様子を私自身も上司としてだけでなく、ワーママの先輩としてサポートしてきました。
気づけば20年。
もう「マイスター」の域に達しているのだから大いに誇ってね。と伝えました。
子どもがある程度成長してきて、ふと、このままでいいのか?と思い始めるに至る
そうやって走り続けてきた彼女。お子さんが小学校2年生になって、かなり自分自身に使える時間も増えてきて。
ふと、このままでいいのか?って思い始め、倦怠期ってあるんですよね…って相談してきてくれました。
子どもが小さい頃は家事育児との両立に精一杯で、小学校入学したらまた新しい悩みに直面して。
2年生の頃って、ちょっと心に余裕が持てるものです。
私もおんなじような状況で悶々していて、思い切って今の勤務先に転職したのが、ちょうど息子が小学校2年生のときでした。
一方彼女は新卒さんからずっと我が社で貢献してくれて、その途中でこの「悶々」に遭遇。
「小学校2年生のワーママの壁、って確かにあるよね。でもきっとみんな似たような経験していると思う」
自分の経験を思い出して、あらためて気づきました。
この先、どうすればよいのか
おそらく、彼女の「倦怠期の悩み」はそんな私のアドバイスでも、きっとなかなか解消されないのでしょう。
「ねーさんの経験を教えてもらってありがとうございます。でも、この先どうすればよいのか?解らないんです」
いいのいいの。
他人の経験は、ふーん、なるほど。って聞き流してもらって、どこかポイントが感じられそうだったら、参考にしてもらって。
全く新しいことにチャレンジするもよし。今まで守ってきたことをさらに続けていくもよし。
ただ、何を軸にして考えるとよいのか?ってことは「この仕事が自分の信念に合っているのか」
この一点だけでいいのよ。
いちばん伝えたかったのはこのことです。
私の「仕事倦怠期」について
今回の部下さんからの相談で、あらためて自分の「仕事倦怠期」について振り返ってみます。
前の段落でも書きましたが、子どもがある時期まで成長したときに、ふと思い立って転職を決意して、その後はずーーっと走りっぱなし。
とくに私は"フルタイムワーママ"って何かと難しいことが多い時代を過ごしてきたので、働けること自体が嬉しくってしょうがない。
倦怠期どころじゃありません。
しかし、あるとき突然その時期はやってきました。詳しくは端折らせてもらいますが、現勤務先で入社以来情熱をもって取り組んできた事業がクローズになってしまったこと。
あまりに悔しくてその後しばらくは「キーーッ」っていうばかりな日々でした。
でもふと、冷静になってみたときに。
仕事内容は変化を強いられたけれど、携わっているこの業界そのものが自分の信念にフィットしていて。
まだまだやれることあるに違いない…って堪えていたら、新たなプロジェクトや新たなやりがいが見つかって、そして今に至ります。
人それぞれに、その悩みと遭遇する時期はまちまちかもしれません。
最後にひとこと
部下さんが最後にボソッと言っていたこと。
「私、この仕事もう20年やっているって、けっこう凄いですよねー」
悩んでいる相手に「頑張ってね」って言うのはあまり好きじゃないから、「そう、あなたは凄いんだから」って返しました。