仕事の倦怠期を感じたら?専門家が明かす対処法とアドバイス

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こんにちは。女性管理職19年&ワーママ30年の いくみ(@nesan_blogger)です。

部下さんから相談を受けました。
「この仕事をずーっとやってきて、このままでいいのか?って最近悩んでいて。仕事の倦怠期ってあるんですよね」

部下さん

ねーさんはどうやって乗り越えてきたんですか?

そんなときの対処法。部下さんにアドバイスしたことも含めて、私の経験をお伝えします。

倦怠期といってもいくつか種類がある

一口に「倦怠期」といっても、いくつかその種類があるものです。

例えば、やることが多すぎる・頑張ってこなしているのに評価されない・でもこの仕事は嫌いではない…といった「業務の量や質」「成果と評価が見合わない」について漠然と不安を抱えている状況。

もしくは、環境の大きな変化(子育て、組織の再編など)に晒されて、ふとした瞬間に「このままでいいのか?」「この先どうしていくのか」将来への不安を抱いている状況。

当記事ではこの2点に絞って、それぞれの対処法を解説していきます。

業務の質や量、評価が見合わないことによる倦怠期 対処法

まずは業務の質や量、評価に起因する仕事の倦怠期について。

こなすべき量が莫大だったり、難易度が高いものが多いとそれだけでやる気が挫けてしまいますよね。
しかも、そんな中でも懸命にチャレンジしているのに、上司からは評価されない。

このような時の対処法。

業務をなるべく小分けに分解したり、自分1人の手には溢れてしまうようならば他者と分担したり、そして、上司にもその取り組みの状況をできる限り細かく報告すると良いです。

本来ならば、上司からこまめにフォローすべきところですが、そうで無いこともありがちなので、自分からアピールしていくようにしましょう。

とはいっても「今の仕事をこれからも続けていくこと」が自分の中でほぼ揺るぎないのならば、が前提で、もし「転職した方がベター」と考えるのならば、方向転換も視野に入れていく。

ただし、ある程度続けていくと、仕事を変えたとしても同じような状況が再び訪れることも多いですし、逆に同じ職場に長く居たとしても思わぬ変化が起こることもあります。

環境の変化による仕事の倦怠期 対処法

次に「環境の変化」による仕事の倦怠期について。

このような時の対処法。そのポイントは1つ。

この仕事は自分の信念に合っているか

合っているのなら、山あり谷ありな状況でも続けていけばよい。
合っていないのなら、新たなフィールドを探せばよい。

具体的に、部下さんとやり取りをした経緯についてをご紹介します。

仕事の倦怠期 部下さんの悩み

この部下さんの悩み。話を聴いていて主に以下の3つのようです。

1. ずっとこの仕事をやってきて、結婚・出産で形を変えながらも頑張ってきた
 

2. 子どもがある程度成長して、ふと、このままでいいのか?思い始めるに至る

3. この先、どうすればよいのか?

それに対して私がアドバイスしたことを書きます。

ずっとこの仕事をやってきて、結婚・出産で形を変えながらも頑張ってきた

まずは、この仕事を長くやってきたことの労をねぎらう。

途中、結婚・出産で働き方やご自身の環境変化があったり、何度も悩みに遭遇していた様子を私自身も上司としてだけでなく、ワーママの先輩としてサポートしてきました。

気づけば20年。彼女が積み上げてきた素晴らしい財産です。

ねーさん

もう「マイスター」の域。大いに誇ってね

子どもがある程度成長して、ふと、このままでいいのか?思い始めるに至る

そうやって走り続けてきた彼女。お子さんが小学校2年生になって、かなり自分自身に使える時間も増えてきて。

ふと、このままでいいのか?って思い始め、倦怠期ってあるんですよね…って相談してきてくれました。

子どもが小さい頃は家事育児との両立に精一杯で、小学校入学したらまた新しい悩みに直面して。
2年生の頃って、ちょっと心に余裕が持てるものです。

私もおんなじような状況で悶々していて、思い切って今の勤務先に転職したのが、ちょうど息子が小学校2年生のときでした。

一方彼女は新卒さんからずっと我が社で貢献してくれて、その途中でこの「悶々」に遭遇。

「小学校2年生のワーママの壁、って確かにあるよね」

ねーさん

きっとみんな似たような経験してるよ

自分の経験を思い出して、あらためて気づきました。

この先、どうすればよいのか?

おそらく、彼女の「倦怠期の悩み」はそんな私のアドバイスでも、きっとなかなか解消されないのでしょう。

部下さん

ねーさんの経験、教えてもらってありがとうございます。でも、この先どうすればよいのか?解らなくて…

いいのいいの。

他人の経験は、ふーん、なるほど。って聞き流してもらって、どこかポイントが感じられそうだったら、参考にしてもらって。

全く新しいことにチャレンジするもよし。今まで守ってきたことをさらに続けていくもよし。

ただ、何を軸にして考えるとよいのか?ってことは「この仕事が自分の信念に合っているのか
この一点だけ。

いちばん伝えたかったのはこのことです。

私の「仕事倦怠期」について

今回の部下さんからの相談で、あらためて自分の「仕事倦怠期」について振り返ってみます。

前の段落でも書きましたが、子どもがある時期まで成長したときに、ふと思い立って転職を決意して、その後はずーーっと走りっぱなし。

とくに私は"フルタイムワーママ"って何かと難しいことが多い時代を過ごしてきたので、働けること自体が嬉しくってしょうがない。

倦怠期どころじゃありません。

しかし、あるとき突然その時期はやってきました。詳しくは端折らせてもらいますが、現勤務先で入社以来情熱をもって取り組んできた事業がクローズになってしまったこと。

あまりに悔しくてその後しばらくは「キーーッ」っていうばかりな日々でした。

ふと、冷静になってみたときに。

仕事内容は変化を強いられたけれど、携わっているこの業界そのものが自分の信念に合っている。

まだまだやれることあるに違いない…って堪えていたら、新たなプロジェクトや新たなやりがいが見つかって、そして今に至ります。

人それぞれに、その悩みと遭遇する時期はまちまちかもしれません。

最後にひとこと

部下さんが最後にボソッと言っていたこと。

「私、この仕事もう20年やっているって、けっこう凄いですよねー」

悩んでいる相手に「頑張ってね」って言うのはあまり好きじゃないから、「そう、あなたは凄いんだから」って返しました。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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