ブックライター、著者としてご活躍の上阪徹さん。
数々の名著を世に送り出してくださっています。
- 「ブックライター」ってなんだ?
- 「伝わるを速く書ける」とは、どういうことなのだろう?
…そんなことを知りたいと思い、本書を手に取りました。
さっそくご紹介します。
ブックライター
「はじめに」でも紹介されていますが「ブックライタ―とは、著者に代わって本を書く仕事」
だからこそ著者ご本人よりもなおさら、”早く・的確に・伝えること”が求められる。
本書は上阪さんのその粋を集約した、まさに、「書くことは伝えること」というメッセージです。
ビジネス書は一般的に、一冊10万字前後。上阪さんほそれを、平均4〜5日で書き上げられるとのこと。
5日かかったとしても、1日2万字。原稿用紙50枚分じゃないの!
でも、単に文字を連ねるだけじゃない。
しっかりと息吹のある作品として書き込む。
そんな”神業”ともいえる「上阪メソッド」が、とても分かり易くまとめられています。
本書を読んで、三つの気付き
とくに響いた点を三つ、お伝えさせていただきます。
- まずは素材を集めることが重要。
どうやって書くかではなく、何を書くかに集中する。
→見るもの、聴くもの、全てが素材になり得るから、素材アンテナをより研ぎ澄ますように意識しよう。 - 何のために、誰のために書くか?の「真の目的」を見極める。
→いままで、なんとなく書いていた・・感が否めません。目的と、送りたい先。をより意識して書くようにしよう。 - 集中して書く。すると、熱がこもりすぎになりがちなため、一旦寝かせて(クールダウン)から、全体から部分へと修正してゆくと良い。→ブログを立ち上げたばかりの私は、とにかく更新、更新を目指しています。
なので、なかなか”クールダウンの余地”が無いのですが、上阪さんは、それが例えば数分でもOK!と教えてくれます。急いでアップせずとも、一呼吸おいてみよう。
素材
”アンテナ”を研ぎ澄ますよう気を付けてみると、毎日の生活のなかで、
”素材”はほんとうにたくさんあるものです。
風景だったり、植物や動物、乗り物や食べ物だったり、建物や、ちょっとした人々の様子だったり…。
気付いたときには素早くスマホにメモするようにしてます。
上阪さんのおススメは「メール下書き」とのことですが、ツールはさておき、その場ですぐに記録することが大切なのですよね。だって、すぐに忘れちゃうから。
そうしたことを集めていくと、自然とつれづれなるままに…文章が思い浮かんできたりします。
今日の一言
”ブログ書き”のみならず、文章を書く機会は、世の中の誰でもとても多い。
「書くことは伝えること」
上阪さんのメッセージは、ブックライターさんのプロフェッショナルであるからこそ、尚更その大切さを教えてくれます。
ちょっと、つまっちゃったときに。是非読み返したい一冊です。