こんにちは。ブログでの情報発信で世の中の役に立ちたいと思っている いくみ(@nesan_blogger)です。
自分の思いや経験を伝えて何かのヒントにしてもらえるのならば嬉しい。
一方、新しい情報をスピーディーに書いて、検索上位を狙おうとか、PV数を稼ごうとか…つい、ヨコシマなことも考えてしまいがち。
新規性なのか誠実さなのか?
悩む出来事があったのでご紹介します。
新しい本の書評をいち早くアップしようと考えた
その出来事とは。
出版されたばかりの新しい本。人気作家さんが書いていて、きっとみんなの関心も高いだろう。
たまたま発売日より数日早く手に入れることができた私は、その書評を誰よりも早くブログにアップしようと考えてしまいました。
「Googleは新規性の高い記事を上位に表示してくれる。新しい情報ほど、その順位は揺るぎない位置を以後も確保できる」と、聞いたことがあります。
本が手元にあるので、目次はチェックしているし、いくつかのページは読み進めている。前書きや後書きもしっかり胸に刻んだ。
これでいち早く書評記事が書けそうだ!…つい、意気込んでしまったのです。
しかし、それを思いとどまったのは、ブログの師匠からのアドバイスです。
「ねーさんはその本を実際に読んでみて、人にその良さを自分の言葉で語りたいと思っていますか」
ハッとしました。
実際には、ちょっとしか読んでいません。自分の言葉で語るのではなく、本に書いてある言葉や周辺情報を上っ面で繋げるだけで語ろうとしていた。
誠実さがないがしろになってしまい、鼻息ばかり荒くなっていたことに反省です。
いち早くなくても、誠実に語りたい
私はこの本の良さを人に伝えたい。いち早く伝えたい。
そうした思いももちろんあります。でもね。その裏には検索順位を獲得したいってヨコシマさが、見え隠れしてしまっているのも正直なところ。
ふと考えました。
本の概略やら紹介やらは、何も私が語らなくても、版元さんのウェブページやらメディアの評論やらで知ることができる。実際、この本の発売日前日くらいにネット検索してみると、そうした記事を多く見受けます。
早さはないかもしれないけれど、読了して自分の生活やら生き方やらに、そこに書かれてあることがどんな気づきをもたらしてくれて、どんなことをやってみたいと思うようになったのか?心を込めて伝える。
個人ブログでしか語れないことがあるのですよね。
商品の紹介の場合は特に「自分だけに語れること」を大切に
私のブログでは、自分の経験(女性管理職やワーキングマザーについて)を語る記事も多く、そんな記事にはヨコシマな思いが混じりようもありません。
ある意味、自分が商品みたいなものです。
スピード感もないし、たくさん読まれないのかもしれない。でも、時を超えてもいつか読んでもらえるかもしれない。
一方、商品の紹介だと、どうしても「旬な話題」であるか?ばかりを気にしてしまう。
大して使ったこともないのに、つい、記事にしてしまおうと思ったことが、別の機会にもありました。
もちろん、スピード重視でいち早く情報を届けるというやりかたもあるでしょう。それも一つの読者さん貢献であることは否定しません。
自分の生き方やキャリアについて語る時と同じように、自分だけで誠実に語れること。
商品の紹介にも、この点をできる限りブレずに貫く。
私にとってはそれが大切なことなのだと、あらためて気づきました。
最後にひとこと
これからも、スピード重視で検索順位とかPV数とかつい意識してしまうのと、時間はかかっても自分の素でありったけに語ることと、きっと行ったり来たりの悩みを繰り返してしまいそうです。
でも、決めたから。
自分の経験や言葉を誠実に心を込めて伝えよう。
それが、誰かの何かの参考にしてもらえるなら、これほど幸いなことはありません。