虎ノ門・金刀比羅宮(ことひらぐう) 名前の由来はインドの神様「クンビーラ」見所もご紹介

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東京都港区・虎ノ門にある、金刀比羅宮(ことひらぐう)

周りは高層ビルが林立するオフィス街。その間にひっそりと佇んでいる。
ご神徳は海上守護、大漁満足、五穀豊穣、殖産興業、招福除災。

このお宮に、高等神職冠位「明階」保持者・藤本宏人さんの「ご利益1万倍イベント」で訪問してきました。

藤本さんから教えてもらったお話のなかから、その名前の由来についてやお宮の様子、お札の位置についてをご紹介します。

「金刀比羅」の由来はインドの神様、クンビーラ

「金刀比羅」ってなんだか不思議な名前。その由来は、インドのヒンドゥー教神「クンビーラ」からきているとのこと。

クンビーラ(マカラ)は元来、ガンジス川に棲む鰐を神格化した水神でガンジス川を司る女神ガンガーのヴァーハナ(乗り物)でもあることから、讃岐国象頭山松尾寺金光院(現在の金刀比羅宮)では海上交通の守り神の金毘羅大権現として信仰されてきた。特に舟乗りから信仰され、一般に大きな港を見下ろす山の上で金毘羅宮、金毘羅権現社が全国各地に建てられ、金毘羅権現として祀られていた。
ーWikipediaより引用

コンピラ→クンビーラ。音が似ていますね。

香川県にある金刀比羅宮(本宮)の御分霊を、藩主である京極家の邸があった芝・三田の地に勧請し、延宝七年(1679年)、現在の虎ノ門(江戸城の裏鬼門にあたる)に遷座されたとのこと。

他のお宮では「琴平」という当て字を使っている場合もあるそうです。確かに「琴平神社」というのも見たことがあります。

なお、そもそもの「権現」という名称が、明治維新の神仏分離により廃止にて「宮」へ改められ、現在に至ります。

銅鳥居と百度石

入口は、大通り沿いの正面鳥居と、裏鳥居、銅鳥居の三か所。

とくに「銅鳥居」は、文政四年(1821年)に奉納され、左右の柱上部には四神/青龍、白虎、朱雀、霊鳥霊獣の彫刻が施されている珍しいものです。

また、銅鳥居入ってすぐの脇には「百度石」があり、心願が叶えられたお礼に建てられたものであるとのこと。

双方とも、港区有形文化財・建造物として指定されています。

拝殿

銅鳥居の奥にある拝殿。ビルが後ろにそびえ立っていますが、拝殿自体はこじんまりとした印象。

拝殿のなかには、金刀比羅宮を参拝する人々の姿が描かれた、歌川広重の浮世絵が飾られています。

お札を置く位置

このイベントでは正式参拝をして、お札をもらってきます。

お札を置く位置は「南向きがよい」とよく言われるようですが、藤本さんから「お宮の方角に置いておくとよいです。お札に向かって礼をすることで、お宮に向かっても礼をしている…ということにもなるので」と教えてもらいました。

以前の藤本さんイベントで行った「根津神社」も、私の自宅からは同方向に位置しているため、2つならべて棚の上に置きました。

根津神社参拝については、コチラの記事をどうぞ。

虎ノ門・金刀比羅宮 施設情報

所在地 東京都港区虎ノ門一丁目二番七号
問い合わせ先 TEL:03-3501-9355 FAX:03-3593-2839
アクセス 東京メトロ銀座線 『虎ノ門駅』2番出口より徒歩1分
東京メトロ丸ノ内線/千代田線/日比谷線 『霞ケ関駅』A13番出口より徒歩5分
ご祭神 大物主神、崇徳天皇
Webページ 虎ノ門・金刀比羅宮

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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