世界で唯一の「神社に所属しない」高等神職冠位・明階/藤本宏人さん。
30年以上に渡り、日本の文化・歴史・精神を研究されている「ご利益の専門家」でもあります。
明階
宮司及び権宮司になるために必要な階位。この階位であれば、勅裁を要する伊勢神宮の大宮司以外ならどこの神社の宮司にもなれる。
ーWikipediaより引用
藤本さんが開催されている「ご利益1万倍」イベントは
- 日本の歴史を学ぶ
- 予祝と直会(前祝いする&お食事をいただくことで神様とお腹のなかで会う)
- 神社で正式参拝
という3つのテーマで構成されており、充実の一日が体験できる。
今回、2019年5月18日開催の『ご利益1万倍の歴史 in 江戸権現・根津神社』に参加をしてきました。
さっそくご紹介します。
まずは「日本の歴史」を学ぶ
午前中は、我が国の歴史についての講義です。
日本の起源に始まり、古墳時代、飛鳥・奈良〜平安〜鎌倉・戦国〜江戸それぞれの時代に至る文化や歴史、神仏とどう関わり、習合と和合を繰り返してきたか?
「日本史の授業でなんとなくさらっと舐めた」程度の知識しか持ち合わせていませんでしたが、あらためてその背景状況も含めて深く学ぶことができる。
明治以降は時間が無くなってしまい、後日補講となりましたが(笑)歴史って、偉大なものだなー。
藤本さんのメッセージで特に刺さったこと。
「真の歴史」とは
- 過去の人類から、未来の人類へのメッセージ
- 一定の周期で繰り返される法則
- 「種の保存」「幸福の追求」のために必要なデータ
「ご利益1万倍の根拠」はまさに、こうした点を知ることによって"先人・過去からの見えない支援を受け、幸せを叶えていく"ことなのだと教えてもらいました。
「スピリチュアル」というよりも、ある意味「サイエンス」ともいえるのかな。
現代を培ってくれている我が国の歴史。なんて素晴らしいのだろう。あらためて感銘です。
予祝、直会
講義の後は「予祝、直会」です。
- 予祝:あらかじめ期待する結果を模擬的に表現すると,そのとおりの結果が得られるという俗信にもとづく。
- 直会:祭りにおいて、神事の後神前にささげた神酒・神饌(しんせん)をおろして行なう共同飲食の宴会行事。
直会は、本来は神事の後にお供え物を皆でいただくこととはなりますが、このイベントではお食事を参加者で分かち合うことで「神様とお腹の中でお会いする」という機会としてくれています。
今回は「上野精養軒」さんにて、藤本さんとシェフが企画くださった「予祝スペシャリテ」の特別メニュー。
祝うポイントも、「前菜・スープ・お魚」「お肉」「デザート」でそれぞれ異なります。
前菜
スープ
お魚
お肉
デザート
どのメニューもとても美味しく、お祝いと感謝の気持ちでたくさん。ありがたくいただきました。
根津神社
午後からは神社の正式参拝です。
今回のスポットは「根津神社」
御由緒
今から千九百余年の昔、日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社で、文明年間には太田道灌が社殿を奉献している。江戸時代五代将軍徳川綱吉は世継が定まった際に現在の社殿を奉建、千駄木の旧社地より御遷座した。御祭神
須佐之男命・大山咋命・誉田別命
相殿 大国主命・菅原道真公
ー根津神社Webページより引用
かつては「根津権現さま」とも呼ばれていて、神仏習合の様式であった。
明治維新後の神仏分離によって、現在の「根津神社」に改称されたとのことですが、随所に「お寺」としての名残も見受けられます。
境内のそこここにある「卍(まんじ)」のマークがその象徴とのこと
手水舎、灯篭にも刻印されています
参道の途中に見受けられる、寺の趾
正式参拝の後は、宮司さまから本社にまつわる様々なご講話もお聴きすることができ、壁一面に飾られている「三十六歌仙絵」もじっくり拝見できました。
まるで百人一首をリアルで観られたかのごとく。ありがたいものです。
ご神木が「カヤの木」というのは珍しいそうです
「千本鳥居」をくぐると、摂末社へとお参りできます
乙女稲荷神社
また、この神社の「つつじヶ岡」は、徳川綱重公が屋敷の庭につつじを植えたことから始まり、約100種3,000株のツツジが咲き競い合っている様を観ることができる。4月初旬〜5月初旬にかけてが見頃です。
今日の一言
自分が生きているこの世界。
先人や歴史によってもたらされているのだと、あらためて感謝です。
「ご利益とは、神様に『えこ贔屓』されること」
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「ご利益1万倍」イベントは今後も随時、全国各地で開催予定。
次回は「熱田神宮」とのことです。