読解力とは人生のOSのようなもの『読解力は最強の知性である 1%の本質を一瞬でつかむ技術』

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人とのコミュニケーションや、物事をいかにスマートにこなしていくか?
日頃から常に悩ましいことの一つです。

そんな時に大いにヒントをもらえる1冊に出会いました。

伝える力【話す・書く】のご専門家、山口拓朗さんの『読解力は最強の知性である 1%の本質を一瞬でつかむ技術』

ご紹介します。

「読解力とは人生のOSのようなものだ」ということを実感

私たちは日々、膨大な情報の中で生きています。

本や新聞、SNSの投稿、ビジネスメール、人との会話——こうしたすべてに「読解力」が関わっています。しかし、その読解力を意識的に鍛える機会は意外と少ないのではないでしょうか? だからこそ、本書は読解力の本質を知り、磨くための指南書として非常に価値があります。

これまで、読解力と聞くと「本を速く正しく読む力」くらいのイメージしかなかったのですが、この本では、読解力が「書く」「話す」「判断する」「伝達する」「問題を解決する」すべての土台であることが、理論的かつ具体的に解説されています。

読解力とは、ある意味人生のOS(オペレーションシステム)のようなものなのですよね。

読解力が日常のコミュニケーションにもたらすもの

たとえば、仕事の場面。会議で複雑な議題を的確に整理する力、相手の発言の裏にある意図を汲み取る力、商談で相手の本当のニーズを察知する力——これらはすべて、読解力に直結しているのだと気づかされます。読解力のある人ほど、「頭がいい」「仕事ができる」と評価されるのも納得です。

また、日常のコミュニケーションにも読解力が大きく影響しています。

相手の言葉の表面だけでなく、その背後にある本当の気持ちを察することができれば、人間関係のすれ違いも減るはず。「伝えたつもりだった」「そんなつもりじゃなかった」という誤解が生まれるのは、お互いの読解力が不足しているからなのかもしれません。

読解力を高めるためには

では、読解力を高めるためにはどうすれば良いでしょう?

本書では、読解力を高めるための具体的なトレーニング法が多数紹介されています。特に印象的だったのは、「アクティブ読解」という考え方。

単に文章を読むのではなく、「この文章の本質は何か?」「筆者の意図はどこにあるのか?」と問いながら読むことで、より深い理解が得られるというものです。この方法を取り入れるだけでも、読書の質が格段に向上しそうだと感じました。

さらに、読解力を鍛えるためには「語彙力」も欠かせないという点にも共感。

語彙が豊富であればあるほど、他者の言葉のニュアンスを正確に理解でき、自分の考えも明確に伝えられる。普段から意識的に新しい言葉に触れることも大切なのですよね。

最後にひとこと

この本は、仕事の仕方やコミュニケーションをブラッシュアップしたい人、さらには自分の人間力を高めたいと考えている人に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

読解力を鍛えることは、単に読書スキルを上げることではなく、人生そのものを豊かにすることにつながる——本書は、そんな大切なことを教えてくれました。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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