SNSやブログなどで時々見かける言葉で、個人的に気になっているものがあります。
それは、「私ってとても恵まれています」などといった表現。
素晴らしいことなのでしょうが、読む側からするとちょっと引く。
会って話している分にはよいですが、字面だけで見ると、なんだか自慢話を見せられているように感じてしまうのです。
単に好みの問題かもしれないので、あくまでも私見ですが、ある事象があって、そのことをシンプルに「中継」しているほうが、スンナリ受け入れられる。
例えば、
「くじ引きに当たりました。私ってここのところ幸運続きだわー」というのと、
「くじ引きに当たりました。ありがたいなー」というのと。
言わんとしていることに大きく変わりはないですが、
前者だと「ふーん」で終わり。
後者だと「それは良かったですね。すばらしい」とこちらからコメントを返したくなります。
ふと、思いつきました。
「伝える」とは、こういうことではないだろうか?
出来事を「幸運だ」と主張を書くのか、「ありがたい」と感謝を書くのか。
上記の"くじ引き…"はあくまでも一例ですが、言い換えるならば、自分目線か他人目線かの違い。
友達同士だったら、「私って幸運だわー」でもいいでしょう。
有名人だったら、それでも共感してもらえるでしょう。
でも、無名の私が書いていることを、知らない相手に届ける。
自分のブログは、そうやって見てもらうことが多いから。
できる限り"自分に響く言葉"ではなく、"相手に響く(であろうと思える)"語彙を選ぶように。
そうすると、より「伝わる」のではないだろうか。
相手の感情に寄り添う、とでも言いましょうか。
まだまだ自分もできていないと反省しつつ、これからも心がけたいです。