仕事をしていくうえでの、クライアントさんとの対話。
表敬訪問的に和やかな話ばかりではなく、「課題を理解してもらい、改善や協力をお願いする必要の場合」もあります。
事務職→営業職→管理職へと変遷しつつ、会社員として35年過ごしてきた私が"クライアントさんとのコミュニケーションで、気をつけている点"について。
「感謝・相談・提案」の3つのポイントで解説します。
とにかく、クライアントさんへの感謝
クライアントさんは、お金を払って我が社へ業務を依頼してきてくれる。
我が社は、その期待に応えるべく、成果をお返しする。
以前は、なんとなく「上下関係」のような図式が多かったですが、昨今は「ビジネスパートナーとしてお互いが力を合わせてやっていきましょう」といったマインドが主になってきています。
とはいえ。
「対等だからいいでしょ」みたいな慢心は禁物。
クライアントさんがお金を払ってくれているからこそ、ビジネスが成り立っていて、それによって会社が従業員に給与を支払うこともできる。
クライアントさんへの感謝を忘れてはならないのです。
相談ごとは、クライアントさんから用件を持ちかけられたときがタイミングよい
業務を進めている過程で。
実際に私達が困っていること。協力や改善をお願いしたいこと。
…必ず出てきます。
そこで、現状報告と相談が必要になる。
- 当初計画と、実際に異なる事象がある
- よって、現有リソースでは賄いきれそうにない
- では、どうするのが良いか。クライアントさんに手順の簡略化をお願いするか、当社のリソースを拡充するか
- 想定されるベネフィットとリスク
…など。
ただ、そのタイミングも大事です。
至急の事態であれば、待った無しですが、そうでなければ、クライアントさんから用件を持ちかけられて面談に行ったときが、こちらからの用件にも耳を傾けてもらいやすいです。
実際、最近もこのシチュエーションで、ややこしい問題点について相談を進めることができました。
クライアントさんは、提案を待っている
あるクライアントさんから言われたこと。
「あなたたちは業務のプロフェッショナルだから。気づいたことはドンドン進言してきてください」
仕事を受ける側だから…と遠慮していても、何も始まらないし進まない。
クライアントさんは提案を待っている。
ときにはクライアントさん自身で想定していることが、適切でないこともある。
だったら、慣れている私達がアドバイスすればよい。
結局。
仕事というのは、人と人が支え合って力を合わせて成果へと帰結するもの。
それが、社内だろうが社外だろうが、ゴールはひとつなのです。
今日の一言
色々なクライアントさんがあって、必ずしも同じような考えをお持ちでない場合もあります。
上手くいかないこともあるかもしれないけれど。
「感謝・相談・提案」
私はずっとこのスタンスで取り組んできました。
そして、これまでお取引きしてきたクライアントさん各社との信頼関係を、コツコツと築くことができたと実感しています。