東京オペラシティ(東京都新宿区) ビジネス・芸術・商業のコラボ

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仕事でよく訪れる、東京都新宿区の東京オペラシティ。

「コンサートホールのある複合ビル」程度の印象しかありませんでしたが、あらためてどんなビルなの?ということを調べてみました。

さっそくご紹介します。

オフィスビル、芸術劇場、商業施設の融合

東京オペラシティは、東京都新宿区西新宿三丁目にある複合文化施設。
当地にはもともと、電電公社(現・NTT)時代の淀橋電話局、京王帝都バス新宿営業所、東京工業試験所(新国立劇場の部分)、小田急百貨店配送センターなどが存在しました。
1985年の国際設計競技による柳澤孝彦TAK建築・都市計画研究所設計の新国立劇場と、NTTファシリティーズ・都市計画設計研究所・柳澤孝彦TAK建築・都市計画研究所の共同設計による民間の超高層複合施設「東京オペラシティビル」からなる街区の名称です。

「社会に対して貢献できること」を主眼に新国立劇場、および周辺環境の整備と、有効活用を目的としています。 そのために「ビジネスゾーン」「芸術文化ゾーン」「アメニティ・商業ゾーン」の三つの領域を連関させた都市空間の創出を目指しています。 単に施設が集積しただけの街ではなく、東京オペラシティ全体が新国立劇場と一体となってスペースメディアとしての機能を発揮します。

ふむふむ。そもそもはそれぞれの企業が所有していた施設・土地が再開発され、ビジネス、芸術、商業施設のコラボビルとして生まれ変わったのですね。現在は同様なコンセプトのビルがアチコチに見受けられますが、オペラシティは1996年~竣工。その草分けともいえる存在のようです。

”Singing Man”

京王新線の初台駅に直結する地下一階。いろいろなレストランやドラッグストアなどが軒を並べていますが、吹き抜けになっている円形の広場(サンクンガーデン)の中央に鎮座されている”Singing Man”がひときわ目を引きます。
顎の部分が可動式になっている、ジョナサン・ボロフスキー作の巨大なアルミの彫刻。ゆっくりと口を動かし、低い声で何か歌っているように聞こえます。

”オペラシティ”の名称にふさわしいオブジェです。アイキャッチにしました。

コンサートホールと新国立劇場

コンサートホールの正式名称は「東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル」で、1992年から準備段階の東京オペラシティビルの芸術顧問であった作曲家の武満徹の名前を冠しているそうです。パイプオルガンも設置されており、さまざまな音楽分野のコンサートが開催されています。

また、新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇など最高水準の現代舞台芸術を発信し続ける拠点。

そもそも、国立劇場というのは、”日本芸術文化振興会”の運営する、伝統芸能の振興、普及に取り組む文化施設。都内の国立劇場、国立能楽堂、国立演芸場、新国立劇場。大阪府の国立文楽劇場、沖縄県の国立劇場おきなわ、といった”ライブスペース”を展開しています。

どちらのライブ会場にも残念ながら観に行く機会がありませんでしたが、今後のイベントに注目して是非訪れてみたいです。

椿屋珈琲店

オペラシティには最上階の54階から地下1階に至るまで、随所にたくさんのレストランがあります。私がよく立ち寄るのは、2階にある椿屋珈琲東京オペラシティ店

椿屋珈琲店のテーマは、銀座の古きよき時代の洋館、コンセプトは脱日常感。 大正時代をモチーフにしたシックなインテリアと、静かに流れるクラシック音楽が落ち着いた大人の雰囲気を醸し出します。

珈琲がとっても美味しいです。ランチタイムはパスタやカレーなどのフードメニューもあり、ゆっくりくつろぎたいときにはうってつけの”リラクゼーションスペース”です。

オペラシティの椿屋珈琲店

今日の一言

ビルにはそれぞれ由来があって趣深いものです。

お近くにお出かけの際は、よろしければお立ち寄りを。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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