東京都美術館で、2018年10月27日~2019年1月20日に開催の『ムンク展ー共鳴する魂の叫び』
ワタシが参加している学びのコミュニティ「樺沢塾」のイベントとして、
主催者の樺沢紫苑先生と塾の仲間とともに、鑑賞をしてきました。
超代表作ともいえる「叫び」
複数描かれた同作のうち、ムンク美術館が所蔵するテンペラ・油彩画作品は今回が初来日とのこと。
この名画を含めて、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点が展示されていて、
「叫び」を始めとして、色彩も世界観も実にバラエティ豊かな、さまざまな作品を堪能できました。
「自撮り」の先駆者
最初のゾーンでの展示は、自画像が中心。
ムンクは生涯で80枚あまりのポートレートを描いていて、1900年代当時、コダックのカメラで自撮りしたものをもとに、それらの画を作したそうです。
実際にその「自撮り写真」の展示もあり。
"私の芸術は自己申告である"というエピソードも紹介されていて、とても印象的でした。
今はスマホでみんなが撮っている「自撮り」。そのルーツがこうしたところにもあるのですね。
叫び
そして、「叫び」
あの、見慣れた「叫びポーズ」のリアルが広がっているだけで、超絶感動です。
ムンクのお父様が病没したあとに、その作風が内なる心の表現へと変わっていった…そのなかの象徴的な作品でもあるとのこと。
思ったよりも小さなサイズ。
「夕暮れに道を歩いていて、生命のフリーズ、色彩が叫ぶ…」
やはり、スケッチブックに書かれていたという、その際のエピソードも紹介されていました。
たしかに、ドロドロとした色使いだったり、うねりだったり、なにかを訴えかけようとしているのだけれど。
どこかユーモラスにも見える。
不謹慎かもしれませんが、それは、この「叫びの姿」が、長年愛されて、いろいろなところに使われてきたゆえの”親しみやすさ”からなのかもしれません。
さまざまな色彩の、さまざまな作品がある
「叫び」が象徴的なムンクの作品は、ある意味ダークなものが多いのかな?と勝手にイメージをしていましたが、その色彩や世界観も実にさまざまなのだということを知りました。
エントランスのところに展示されている画像。どれもカラフルです。
「生命のダンス」と「マドンナ」
それぞれ、愛・苦悩・官能・孤独…といったテーマが描かれているようですが、とにかく色鮮やかなところに心惹かれました。
コチラは「青いエプロンをつけた二人の少女」
私見ですが、とても温かいものを感じて好きです。ポスターをお土産に買って帰りました。
東京都美術館、ぜひおススメです
著名な画家さんの絵を間近で鑑賞できる。年に何回か開催される特別展が楽しい「東京都美術館」
毎週金曜日は20時まで観ることができます。
観覧時間:9時30分~17時30分(毎週金曜日は20時まで)
企画展チケット:当日券 一般 1,600円 / 大学生・専門学校生1,300円/高校生 800円 / 65歳以上 1,000円
※ムンク展の場合
音声ガイド(有料:540円)を聴きながら観るのが、作品への理解を深めることができてなおヨシ。美術鑑賞の楽しみ方として必須だよー。と樺沢先生から教えてもらって以来、いつも利用しています。
ノルウェーの首都にある、オスロ市立ムンク美術館オリジナルのお土産品も楽しい。
「叫び」仕様(笑)クリアーファイルも買いました。
今日の一言
有名な作品を直に観られる。
その場にいるだけでも、画家さんや作品の息吹を感じることができる。
それが、美術展の醍醐味w
よろしければぜひ、お出かけください。