何も話してくれない子どもへの関わり方 『親業』に学んだ”見守ることに徹する”

2026年9月30日 2026年10月1日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

子どもが何かに悩んでいるのは分かる。なのに、何も話してくれない。聞けば聞くほど、口を閉じてしまう。そんな時期を過ごしたことはありませんか。

この記事では、私が何度も読み返した一冊と、そこから学んだ「見守ることに徹する」という関わり方について、私の失敗談も交えて解説します。

何も話してくれない息子と、悩んでいた私

手に取ったのは、息子が大学生の頃でした。

体調を崩してしまい、半年間の休学をすることになった時期です。

何に悩んでいるのか。思春期がまだ続いているかのごとく、とにかく何も話してくれません。

親としては、知りたくなります。何があったのか。どうしてほしいのか。どうにかしてやりたい。

なのですが。

聞こうとするほど、扉は閉じていくのです。

私も悩んでいました。手を出せない、でも放っておくのもこわい。その間で、ずっと行き先を探していました。

あのころは、子育てのゴールが近づいてきたと思っていました。そこにきて、あらたな試練でした。

「この本で救われたよ」ママ友がすすめてくれた一冊

そんなとき、中学高校が一緒だったママ友と話す機会がありました。

彼女の息子さん、といっても息子の友達ではなくお兄ちゃんのほうですが、同じような経験があったのだそうです。

「この本で救われたよ」

そう言ってすすめてくれたのが『親業』でした。トマス・ゴードンというアメリカの心理学者が書いた、子育ての本です。

そこに書かれていたのは、親としての考え方でした。子どもを一人の人として尊重すること、認めること。

なかでも「受容のメッセージは干渉しないことによって示せる」という一節に、はっとしました。

親子の対立は、子どもを変えようとしなくても親が態度を変えることで防げる。親も全能ではないのだから、自分の素直な感情に嘘をつかなくていい。そんなことも書かれていました。

今こうして書いてみると、アドラー心理学でいう「課題の分離」にも通じるように思えます。けれど当時の私はそんなことをまったく知らなかったので、ある意味衝撃でした。

口を出したくなるたび、本を思い出した

そして、書かれていたことを実際にやってみました。

口を出したくなる。何があったのか聞きたくなる。どうにかしてやりたくなる。

でも、そのたびに、本に書かれていたことを思い出したのです。

何度も読み返したのはそういうわけです。一度読んだくらいでは、親というのはすぐに元の自分に戻ってしまうのですから。

そうしているうちに、私自身のなかにも変化がありました。とにかく見守ることに徹する。それだけを決めました。

その後、息子はだんだんと回復していったのです。

あの本が全部を解決してくれたわけではありません。時間が助けてくれた部分も、あるかもしれない。

それでも、この一冊のおかげで救われたのです。

当時のことは、こちらの記事にも書いています。合わせてお読みください。

最後にひとこと

見守るというのは、何もしないことではありません。手を出したい気持ちを、こらえ続けることでした。

すすめてくれたママ友にも、心から感謝しています。

何度も開いたあのページのことは、今でも忘れていません。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年、著者ミュージシャン。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちら → メルマガ登録はこちら