サンドイッチ話法の落とし穴 褒めと指摘を混ぜない部下さんへの伝え方

2026年9月28日 2026年9月29日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

褒めてから指摘して、最後にまた褒める。耳の痛い話をやわらかく伝えようとして、そうしていませんか。

この記事では、よく勧められるこの方法が褒め言葉の価値を下げてしまう理由と、そうではない伝え方について、私の失敗談を交えて解説します。

「サンドイッチ話法」が、褒め言葉を前ぶれに変えてしまう

褒めて、指摘して、また褒める。

「サンドイッチ話法」と呼ばれるやり方です。指摘を真ん中に挟むことで、相手が受け取りやすくなる。そう説明されます。

たしかに、いきなり指摘するよりは角が立ちません。私も長いこと、良い方法だと思っていました。

なのですが。

これを続けていると、あることが起きるのです。

褒められた瞬間に、相手が身構えるようになる。

あ、このあと何か言われるな。

そう思わせてしまう。褒め言葉が、本題の前ぶれになってしまうのです。

そうなると困るのは、本当に褒めたいときです。心から良かったと伝えても、次を待たれてしまう。

いちばん、もったいない使われ方だと思います。

人は驚くほど早く、パターンに気づく

やっかいなのは、相手がすぐに気づくということ。

2回目か3回目には、もう、はじめの褒め言葉を聞いていません。その先の「でも」を待っているのです。

私も使っていました。とくに言いにくい話をするとき、まず良いところから入れば角が立たないだろう、と。

「あの資料、よくできていたね。ただ、ひとつだけ」

そう切り出したときに、部下さんの表情がすっと固くなったことがあります。

そっか。私、褒め言葉を前置きにしていたんだ。

やわらかくするつもりが、褒め言葉の値打ちを下げていました。

しかも本人は、良い伝え方をしたつもりでいる。だから、なかなか気づけません。

褒めるという行為そのものが、警報のように受け取られていく。そのことに、ずいぶん経ってから気づきました。

褒めると指摘を、同じ場で混ぜない

それからは、分けるようにしました。私が心がけているのは、この3つです。

・褒めるときは、褒めるだけで終わる
・指摘するときは、指摘だけを短く
・同じ場で、混ぜない

褒めるだけで終わる、が案外むずかしい。せっかく話しているのだから、ついでにあれも伝えておこうと思ってしまいますからね。

そこをこらえて、言い切って終わる。すると褒め言葉は、ただの褒め言葉として届きます。

指摘のほうは、短く。前置きを長くすると、かえって身構えさせます。

そのほうが、どちらの言葉もちゃんと届くのです。

もちろん、時間が限られていて一度に話すしかない日もあります。それでも、混ぜないと決めておくだけで、口の出し方は変わってきます。

言いにくいことの伝え方については、こちらの記事にも書いています。

最後にひとこと

褒め言葉は、貯金のようなものかもしれません。

前ぶれに使ってしまうと、気づかないうちに少しずつ目減りしていきます。

だから今日も、褒めるときは褒めるだけで終わろうと思っています。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年、著者ミュージシャン。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちら → メルマガ登録はこちら