現役会社員で、X(旧Twitter)で数々のバズる投稿を送り出してくださっている、まひろさん。
この記事では、まひろさんの著書『ぼくは今日も定時で帰る。』について、魅力や感動ポイント、誰に読んで欲しいか…といった点を踏まえてご紹介していきます。
等身大の言葉が心に響く
本書を読み進めながら、心の奥がじんわりと温かくなる感覚を覚えました。
私自身も会社員として長年働き続けてきましたが、日々の困難や悩みに直面することは少なくありません。だからこそ、著者が語る等身大の経験やエピソードの一つひとつに強く共感し、励まされました。
特に「頑張らなくちゃ」と思い込んでしまう気持ちを静かにほどいてくれる言葉は、働く人の背中を優しく支えてくれます。
一つずつのエピソードを44のショートストーリーで語ってくれている点も、とっても読みやすい。
好きなエピソードからランダムに拾い読みできるところも楽しみポイントです。
本書を誰に手に取ってほしいか?
本書を手に取ってほしいのは、まず「毎日残業続きで疲れている会社員」の方々です。早く帰ることは決して怠けではなく、自分を守るための大切な選択だと気づきをもらえます。
また、自分に厳しすぎる人にとっても、著者の言葉は「少し肩の力を抜いてもいいんだ」と思わせてくれるはずです。さらに、これからも会社員として前向きに頑張りたい人にとっては、大きなエールとして心に届く本です。
働き方や生き方に正解は一つではありません。
そして、会社員という生き方。それを貫こうとしている人にとっては、巷間どんな言われ方をしようとも関係なく、かけがえのないもの。
あらためてそのことにも気付かせてもらいました。
日常に寄り添う一冊
著者のXをフォローしているのですが、日頃の発信にも共通する「共感」と「素直さ」が、この本にもぎゅっと詰まっています。
だからこそ、読む人の心にスッと届く。
仕事に疲れているとき、自分を見失いそうになったとき、そっと手を伸ばしたくなる”日常に寄り添う一冊”
例えば、夕焼けに心を動かされたという言葉は、私自身が忘れかけていた「日常の小さな喜び」を思い出させてくれました。
この本は「あなたの選択を肯定してくれる」安心感を与えてくれる存在。
会社員だけでなく、全ての働く人たちに、ぜひおススメします。
ぼくは今日も定時で帰る。 仕事に疲れたあなたを癒す44の物語/ダイヤモンド社/まひろ