こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
9月が始まろうとしていて、なんだか心も体もどんより重い…そんな風に感じていませんか?
「最近、調子が出ない」
「夏の間は頑張れたのに、急にやる気が…」
「忙しいのに集中できない」
特に会社勤めをしていると、この時期特有の「二重の疲れ」に襲われがち。夏の暑さに耐えてきた体の疲れに加えて、ビジネス上の大きな変化が重なって、心がついていかない状態になってしまうのです。
でも、大丈夫。この記事を読めば、9月特有の不調の正体がわかり、それに対する具体的な対処法も身につけることができます。
なぜ9月は辛いのか?3つの根本的な理由
9月が辛いと感じてしまう、その根本的な理由についてポイントを3つ挙げます。
体が夏の疲れを一気に表に出すタイミング
まずは、夏の間の暑い日々にずっと頑張ってきた心身の疲れが、涼しくなったとたんに一気に表面化するということ。
まるで緊張の糸が切れたように「あれ?なんだか調子が…」となるのは、体が「もう大丈夫、暑さに耐えなくてもいいよ」というサインを送っているのです。
会計年度「仕上げの時」の慌ただしさ
会社勤務の場合は、9月が半期決算だったり本決算だったり会計上の節目に当たることが多いですから、この1ヶ月が文字通り「仕上げの時」でもあって、普段以上にプレッシャーを感じてしまうもの。
加えて、退職者が多く出たり、組織変更や人事異動があったり…信頼していた上司や部下さんとの別れ、突然の異動辞令。まさに悲喜交々な時期なんです。
「ダブルスタンダード」な時間感覚によるメンタルの混乱
加えて、カレンダー上の1年間とビジネス上の1年間、2つのサイクルが存在することも気持ち的に混乱してしまいがち
4月も大きな変化の時ですが、10月は特に夏から秋への季節の変わり目も重なって、心の準備が追いつかない。この「ダブルスタンダード」な感覚が、メンタリティを保つのを難しくしているのです。
9月の不調を乗り越える5つの処方箋
それでは、こうした不調を乗り越えるためにはどうしたら良いでしょうか。
具体的な解決策を5つにまとめます。
「体調不良は自然なこと」と受け入れる
大切なのは、9月の不調を「自分のせい」だと思わないこと。
夏の間、あなたは本当によく頑張ってきました。その疲れが今出ているだけ。これは体の自然な反応であって、あなたが弱いわけでも、ダメなわけでもありません。
小さな成果も「ちゃんと評価する」習慣をつける
一方で、時の流れの速さに「一体何をやっていたんだろう?」と、つい自己否定になりがちなこともあります。
いえいえ、ちょっと待ってください。
あなたは毎日一生懸命走り続けてきたからこそ、今ここにいるのです。小さなことばかりかもしれないけれど、着実に成果もあげてきて、そうした積み重ねの上で今があるということ。
自分を労うのを決して忘れないようにしましょう。
「変化の波」をむしろ楽しむマインドセットに切り替える
人事異動や組織変更、別れと出会い…確かに心がざわつくことばかりですが、これらは全て「新しいステージ」への扉でもあります。
変化を恐れるのではなく、「また新しい経験ができるんだな」と捉え直してみる。そんな小さな視点の転換が、この時期を乗り切る力になります。
意識的に「休む時間」を作る
体が疲れのサインを出しているなら、素直にそれに従いましょう。
完璧にこなそうとせず、「今日はこれくらいでいいか」という日があっても構いません。むしろ、そういう日を意識的に作ることで、長期的なパフォーマンスが保てるのです。
「今年の9月」を特別な時間として味わう
切なさや焦りを感じるのも、また人生の一部。ライフ イズ ゴーイングオン、人生は続いていきます。
二度と来ない今年の9月だからこそ、その瞬間瞬間を大切にしてみてください。完璧でなくてもいい、今のあなたのまま、この特別な時期を楽しんでみませんか?
最後にひとこと|9月の自分を丸ごと受け入れて
9月の疲れや不調は、決してあなたの弱さの表れではありません。
むしろ、夏の間一生懸命頑張ってきた証拠。そして、これから迎える新しい季節への準備期間でもあります。
完璧な自分でいようとせず、今の状態を丸ごと受け入れて。小さな積み重ねを大切にしながら、この先も自分らしく歩んでいきましょう。
あなたの9月が、少しでも穏やかで心地よいものになりますように。