ここ数年、「年賀状終い」という言葉をよく耳にするようになりました。私の周りでも、そんな宣言をする友人知人が増えてきています。
確かにSNSが普及した今、わざわざハガキを書いて近況を伝え合う必要があるのか、1枚ずつ認める手間と時間をかける意味があるのか、私自身も悩んできました。
しかし、細々とでも続けていこうと決めた私の選択は、間違っていなかったと実感。
ポイントは”つながり”の大切さ。解説します。
年賀状がくれた、思いがけない喜び
例えば、2023年に初出版をしまして、その報告を2024年の年賀状に書いたところ、何十年も会っていない友人が「本買いましたよぉ」と年賀状の返事をくれたのです。
なんとありがたいことでしょう。
また、2024年に参加した、あるセミナーの講師の方から、2025年に手書きの年賀状をいただいて、びっくりしました。
私なぞ、末端のいち講座生にしかすぎないのに、この心遣いに心底感動。
こうした経験から”つながり”の大切さを実感しています。
デジタル時代だからこそ、年賀状の価値を見直したい
確かに、デジタル時代の今、年賀状は「古い習慣」と片付けられがちです。
手間も時間もかかりますし、SNSなら気軽に連絡が取れる。そう考えると、年賀状を辞める選択にも一理あります。でも、だからこそ、一枚一枚心を込めて書く年賀状には特別な価値があるのではないでしょうか。
以前の勤務先での上司や同僚、学生時代の友人など、なかなか会えないお相手も多くなってしまう年齢ですが、この1枚のハガキで、ご縁が繋がっているのだということ。お互いの近況を伝え合える喜びを、この今、改めて感じています。
年賀状を無理なく続けるために、私がやっていること
とはいえ、年末差し迫った折に年賀状を準備して整えるのには、なかなか気合も必要です。
私の場合は、年賀状ソフトをインストールしているパソコンが古くなってしまい、買い換えたパソコンにデータが上手く移行できなかったこともあって、尚更手間が嵩みます。
具体的には、古いパソコンをこのためだけに起動して使用していますが、特に宛名データをイチから再入力するのは大変なので、この方法を長年継続中。
ハガキは市販の裏面印刷済みのものを購入していますが、ポイントは文章を決して頑張りすぎないこと。
ほんの数行で良いので、相手のことを気にかけている言葉を添えることで、気持ちは伝わるものです。
最後にひとこと
私と同じように、もし年賀状を辞めようか迷っているなら、ぜひ続けてみてください。
きっと、思いがけない喜びに出会えるに違いありません。
この記事が参考になるようなら嬉しいです。