人事異動で部下さんを送り出す時 上司として心がけるべきこと

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

部下さんの人事異動。自分自身が決断することもあれば、さらに上位者から指示を受けることもあります。

これまで幾度となく経験してきたそんな場面で、上司は何を心がけるべきか。

解説します。

異動は本人にとって、一大事である

まずは、異動する本人のメンタリティについて。

例え「新部署で更なるスキルが積めそう!嬉しい」という感覚であったとしても、ましてや「えーー?なんで自分がその部署?」的に、ネガティブに受け止めてしまう事態であったとしても。

かなり一大事&センシティブな出来事に違いありません。

伝達義務のある上司として、この点を必ず心に刻んでおくことが大切。

そして、異動の伝達方法については細心注意を払う必要があります。

本人への異動伝達 方法

では、そのやり方をどうすれば良いでしょう?

企業において、人事異動の時期は概ね固定されていて、その頃になると全体的に”ソワソワ”した雰囲気に苛まれるもの。

かつては「内示」という言葉も用いられていましたが、昨今はもう、ストレートに「伝達」と言って差し支えないです。

いの一番には、当事者である異動予定の本人を呼んでその旨を伝えることとなりますが、なるべくさりげない場を設定すると良い。

例えば、メンバー皆がいる場で「ちょっといいですか?」と声掛けするのではなく、チャットで面談依頼をしたり、たまたま他の人たちがいない時に声掛けするのもひとつ。

とにかく

本人にとって一大事&センシティブなこと
異動が発生しそうな時期で周囲がソワソワしている

この点を忘れないことです。

そして、面談の場では「異動です。次の部署でも必ず活躍してくれること期待しています」と、端的に伝えるのみで構いません。

周囲への異動伝達 方法

次に、周囲への異動伝達について。

本人との面談が終わった際に「この後、周りにも伝えることにしますね」と必ず申し添えましょう。

私はメールで全メンバーへメッセージを出す、という方法を取ることが多いですが、もちろん、頃合にミーティングの場があるようでしたら、その時に口頭で説明もあり。

本人にとってのセンシティビティはもちろんのこと、一緒に仕事をしてきた仲間にとっても少なからず、業務上の影響だけでなく心理的影響を及ぼす出来事であることでもあるでしょうから、詳細解説はさておき、決定後できる限り早めに伝達することも大切です。

伝達後のケア

そうして伝達を終えた後にも、もちろんケアが必要。

業務上の引き継ぎだったり、後任はどうなるのか?場合によっては、他部署からの異動受け入れがあったり…様々調整が発生します。

そして何より。

去っていく部下さんのモチベーションを下げないように(どうせ、自分は動くのだから、後のことは適当に託せば良い、的にならないように)
送り出すメンバーさんたちのマインドも枯れないように(どうせ、あの人はいなくなるのだから、ホスピタリティは要らないだろう、的にならないように)

上司が配慮することも肝要です。

最後にひとこと

実は今まさに、部下さんの異動が起きつつあって。

我が部署で長年貢献してくれた功労者で、私自身もかなり彼女に助けてもらいました。

部下さんの新たな門出を精一杯見守ろう。

この記事を書いてあらたに心しています。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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