拙著『女性管理職が悩んだ時に読む本』感想をもらいました。
Excel統計学のご専門家で、セミナー講師・著者としてもご活躍の米谷 学さんから。
「女性上司の先輩に訊ける そんな感じの本」とても嬉しいフレーズです。
なぜ女性が長く働くことにならないのか?
米谷さんが学ばれたある授業で、女性の先生からのご発言。
遡ること今から35年近く前、とても印象に残っておられるようです。
専門学校のある授業で女性の先生いわく、「なぜ女性が長く働くことにならないのか。それは責任ある仕事を任せてもらえないからです。」初回の授業でそんな話がありました。
今では専門学校で教わったことを直接活かす機会は無くなりましたが、いま統計学を教えているときの様子を思い浮かべてみると……企業向け研修も(セミナー会社が主催する)公開セミナーも、受講生の多くは男性。多い時は10:0や9:1の比率のことも。
意思決定層や日常業務の中核にいる方が男性ばかり、という状況もあるのでしょうか(?)。
私もおそらくこの先生と同年代かと察します。当時の女性会社員の働き方って「OLさん」みたいに言われて、じきに寿退社する人。的な風潮が主流でした。
私の果たす役割。あらためて教えてもらった
そんな状況ですから、残念ながら責任ある仕事を任せてもらうことが叶わない。
時代背景があったとはいえ、はなっから「いっときの人材」って思われることが悔しくて仕方ありません。
それでも。
私は会社員道を極めたくて、突き進んできて、今に至ります。
結局のところ、一人一人が本来やるべきことにより力を注ぐことができる状況にあること。これに尽きるのでしょうねえ。
この本を著したいくみさんの役割は、とても大きいと思うのです。
米谷さんにこう評していただいたことで、あらためて私の果たす役割。心しています。
女性上司の先輩に訊ける、そんな本
感想文脈の順番が前後してしまいましたが、冒頭にいただいたフレーズ”女性上司の先輩に訊ける、そんな本”
上司という立場で直面する問題は、本来は性別関係なく訪れるものかもしれません。
しかしこの本にあるように、母親の立場、そしてお子さんの成長や親御さんの加齢による状況の変化、パートナーと共に暮らす立場、また年上も男性の部下の存在などによって生まれる問題もありそうです。
そこでこの本は、「女性上司の先輩に訊ける」そんな感じの本のように感じます。
本書で私が最も大切にしてきたことが【身近感】
この点をお伝えすることができたのならば、これほど嬉しいことはありません。
米谷 学さんの感想全文(Facebook)
この感想文は、2023年7月1日にFacebookに投稿いただきました。
ご自身の経験も織り込んでいただきつつの、あったかさ溢れる感想に感謝です。