こんにちは。神奈川県の観光地が好きでしょっちゅう訪れている いくみ(@nesan_blogger)です。
この記事でご紹介するのはJR北鎌倉駅から徒歩8分のところにある、紫陽花の名所【明月院】
別名「あじさい寺」としても親しまれていて、6月頃にぜひ訪れてほしいオススメスポット。
紫陽花の見所・時期、行き方やこのお寺の由緒や境内の様子についてお伝えします。
明月院(あじさい寺)見所「明月院ブルー」
まずは、見所から。
境内には数千本の紫陽花が咲き誇っていて、鮮やかな青色が「明月院ブルー」と言われ親しまれています。
花びらの形や色合いもいくつかあるのが楽しい。
参道はまるで「紫陽花ロード」
町中で見かける紫陽花は青色だけでなく、紫やらピンクやらさまざまなバリエーションがあるものですが、明月院の紫陽花はあちらこちらがブルーなのです
境内の手水鉢の中にも明月院ブルー。粋な計らいです
「花の寺」と題して、このお寺にある紫陽花の95%が日本古来の「姫あじさい」であることや、「季節の心の化粧色」などが書かれた看板も趣深い
ちなみに、このお寺の紫陽花は実は戦後に植えられたもの。当時の物資不足で、参道の両脇に使う杭の代わりに手軽に増やせる紫陽花をあつらえたことに始まり、現在のような「あじさい寺」に至ったそうです。
開館時間や拝観料など施設情報は、後の段落で書きます。
明月院(あじさい寺)オススメの時期
毎年の気象状況で紫陽花の開花時期は若干異なるものの、概ね6月第二〜三週頃が見頃です。
今回私が訪れたのは2022年6月第二週。同年の関東地域梅雨入りが6月5日でその直後の頃。ちょうど満開時期を迎えようとしていた様子でした。
土日はかなりの混雑が予想されますが、9時から16時過ぎまで開館(2022年6月現在)しているので、よろしければぜひお出かけください。
明月院(あじさい寺)行き方
この寺院の最寄はJR横須賀線の北鎌倉駅。
ホームのフェンスに主要施設のインフォメーションがあるのもこの駅ならでは。
横須賀方向・車両の一番前を降りたところに改札口があって、最寄施設の名称が案内されています。明月院もこの方面。
各寺院の案内板がところどころにあります
線路沿いの道路をまっすぐ進む
喫茶店や甘味処に寄り道もアリ
しばらくすると、明月院への分岐看板が出てきます
左に曲がると「明月院通り」となっていて沿道には「明月川」の清流
明月院に向かう手前には「葉祥明美術館」があります
北鎌倉駅から徒歩8分、明月院の入口に到着
境内へのエントランス、紫陽花時期だとこんな感じ
入口自体はこじんまりしていますが、中にはさまざまな見所があってかなり広いです。
明月院(あじさい寺)由緒と境内の様子
このお寺は、1159(平治元)年、平治の乱で戦死した首藤(山ノ内)俊通の供養として、息子の經俊が「明月庵」を建てたのがはじまりです。
約百年後の1256(康元元)年、北条時頼が出家のために最明寺を建立。その後1380(康暦2・天授6)年に関東管領・上杉憲方が寺院を拡大「明月院」と改められ今に至ります。
参道の紫陽花の様は前段落でお伝えしたとおりですが、それ以外に
北条時頼の公墓所
枯山水庭園
開山堂
本堂
各スポットをじっくり味わうこともできます。
御朱印をもらいました(混雑時は記載済みのものを受領、300円 ※2022年6月現在)
境内の中程には休憩所もあって、お茶やコーヒーをいただける
境内の紫陽花メインは「明月院ブルー」で彩られていますが、その他の珍しい花種も眺めることもできます
明月院(あじさい寺)施設情報
所在地 | 神奈川県鎌倉市山ノ内189 |
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正式名称 | 福源山明月院(宗派: 臨済宗建長寺派) |
別称 | あじさい寺 |
電話番号 | 0467-24-3437 |
拝観時間/入館時間 | 9時00分~16時00分(最終受付16時、閉門16時30分) ※2022年6月現在 |
拝観料 | 高校生以上:500円 小中学生:300円 ※2022年6月現在 |
ウェブページ | 鎌倉観光公式ガイド:明月院(あじさい寺) |
はみだし情報
明月院をゆっくり巡っているとあっという間に1時間近く経ってしまいますが、北鎌倉駅周辺は他にも見所多数。
下車後すぐの左手に現れる円覚寺をはじめとして
建長寺、東慶寺、浄智寺などの名刹も徒歩で十分周ることが可能です。
なお、東京都内から横須賀線直通電車(湘南新宿ライン)で、例えば渋谷駅からですと50分ほどで北鎌倉駅まで着けます。
お出かけの際には時刻表をチェックして、ぜひ最速の便をご利用ください。