夏休み明けに不調が起こる我が子 そのときは何もできなかった親の私

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こんにちは。ワーキングマザー28年の いくみ(@nesan_blogger)です。

夏休みが終わった後は、日常生活に戻るのが憂鬱になるもの。

大人でも、ほんの1週間程度の休み明けで会社に行きたくないってことはしょっちゅうだから、ましてや子どもの長い夏休み明けというのは尚更なのでしょう。

思い返すと我が息子も、夏休み明けの折々に不調になっていました。

私はついイライラオロオロしてしまい、何かの助けになったとは言い難い。いやむしろ、何もできなかったと言ったほうが正しい。

同じように悩まれている親御さんの参考になれば…と、夏休み後に不調となった息子の様子や、何もできなかった親の私について、書くことにしました。

我が子の夏休み明け不調の時期について

まずは、我が子の夏休み明け不調の時期ついて。

小学生のときは特に何もなく、中学生になってから起こりました。
その後、高校生になっても、さらに大学生になったら毎年のように不調が続いてしまったのです。

成長とともに、そんなことも収まってくるだろうと思いきや、逆に学生時代最後になるにつれ本人の中にさらなる葛藤があったのかもしれません。

中学生のときと大学生のときのことを振り返ってみます。

中学生のとき

最初の「夏休み明けの不調」は中学2年生のとき。

9月が始まってすぐに「頭が痛い」と言います。
疲れが出たのかな?とりあえずその日は学校を休んで私も休みを取りました。
次の日になっても同じように「頭が痛い」
今度は夫が会社を休み、病院に連れて行ってもらうことに。

結果は「異常なし」

3日目になっても頭を抱えて布団から起き上がろうとしません。
「どこも悪くないみたいだから、学校に行こう」半ば引きづり出すように支度をさせて、一緒に家を出ます。
この日は私が会社を半日休み、付き添って学校まで行くことにしました。

なんとか学校にたどり着いたものの、保健室に直行。
担任の先生と直接話をしてみましたが、とくにこれまで思い当たることがなく「どうしたんでしょうね」と親の私も先生も不思議になるばかり。

ふと見ると心配して声を掛けにきてくれた友人たちと談笑していて、人間関係に何か悩みがあるようにも感じられません。

その日は授業には出ずに、私も会社を一日休むことにして、午後になって家に連れ帰りました。
「どうしたの?」とあらためて聞いてみても「別に」とつれない返事。我が息子、この頃からとにかくダンマリばかりで、思春期の間中はずっとそんな調子。

そして次の日になったら、まるで何もなかったかのごとく、いつも通り学校に行き始めたのです。

何があったのだろう?結局わからずじまいでした。

高校生になっても一度似たようなことがありましたが、部活を熱心にやっていたこともあって、学校に行かないということは無かったと記憶しています。

大学生のとき

次の大きな不調は、大学1年生の夏休み明けです。

私は息子より早く家を出てしまうので最初は気づきませんでしたが、どうやらずっと家に居るらしいと思えることが何日か続きました。

「後期始まってるよね?行かないの?」と聞いても、ウヤムヤな返事しかきません。
そうこうしているうちに10月に入り、いよいよ気になって「わけを教えて」と切り出してみました。

すると。

大学生活って、自分が思い描いていたのと違う。はっきりいってつまらない。辞めたい。
と言うじゃありませんか。

第一志望校に無事合格して意気揚々と通い始めたはずなのに。

結局、後期は休学することになりました。

翌年になったら「やっぱ大学行くわ」と急に言い出しホッとしたのも束の間、夏休み明けになったらまた行かなくなり休学して…の繰り返しです。

大学生になっても基本ダンマリが続いていて、いつまで思春期やってるのかしら?と呆れてしまうのですが、「何があったのだろう?」中学生のときと同じで、やはりわからずじまい。

その後さらに紆余曲折があって、ようやく大学を卒業して社会人になるまでに8年かかりました。

親の私は何もできなかった

冒頭にも書きましたとおり、親の私はほぼ何もできませんでした。

逆に「どうしたのよぉ」と責めるような口調や「辞めるなんてよくない」「学校には行かないと」などと、強要するような発言ばかりしていたことも多々。

夏休みというきっかけを境に、きっと何かがあったのに違いありませんが、無理に知ろうとしたところで、教えてもらえないものは仕方ない。

「見守る」というとポジティブな響きに聞こえますが、どちらかというと「あきらめの傍観」そんな日々でした。

加えて、9月は我が勤務先の決算期。ただでさえ仕事の慌ただしい時期に、子どもの不調が重なってしまって、自分自身もかなり追い詰められてしまい、とにかく毎日を送るのが精一杯でした。

無理に知ろうとしたり、わかろうとしなくてもいい

親はつい、子供のことを何から何まで知りたいと願ってしまうものですが、親は親、子は子。別の人格なのだから。

無理に知ろうとしたり、わかろうとしなくてもいい。

自分の学生時代のことを思い起こしてみても、私だってかなりダンマリだったし、親に悩みを相談したこともほとんど無かったと気づきました。

もし助けを求めてきたり、意見を聞かせて欲しいと言われたら。そのときは全力でサポートする。

親も肩に力が入りすぎないようにするのが良いかもしれません。

最後にひとこと

息子が社会人になって以降は、ようやくほぼ何も心配せずに済むようになり、安堵しています。

あるとき「学生時代いろいろあったよねー」と何気なく聞いてみたら

「そうだったっけ?ま、いろいろすみません」

ずっこけそうになりましたが(笑)いつかはそんなときがやってくるものです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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