2020年は新型肺炎COVID-19の流行で、私たちの生活も未曾有の事態に陥ってしまいました。
それまでずーっと当たり前にやってきたことが、当たり前にできなくなった。
一旦はその影響が縮小しかけたものの、冬場になって再び感染が広がりつつあります。
それでも、季節はいつもどおり巡ってきて、いつもどおり移り変わっていく。
この年、季節の節目ごとに出会った風景の写真とともに、感じたことを書きます。
COVID-19の流行と2020年の生活
2月から5月まで
この新型肺炎が世の中で蔓延し始めたのは、2020年の2月頃から。
毎年春先になると私たちを楽しませてくれる桜の花を見に行くこともままならず…そして、4月8日の緊急事態宣言発令。
お花見はおろか、その後に訪れる「ゴールデンウイーク」もすべて、ステイホーム推奨。
桜も新緑も愛でることができなかったけれど、近所の河原を散歩して、自然の営みは変わらずに繰り返してくれているのだと気付けました。
その後、5月25日にようやく宣言解除です。
6月から10月まで
少しずつ元の生活に戻りつつ、イベントや季節ならではの行事はほぼ中止。
夏の風物詩でもある花火大会や海水浴場の賑わい。残念ながらこの年は味わうことができませんでした。
以前に訪れた花火や海の景色を写真で楽しむことくらいしか思い付かず。
そしていつの間にか夏が過ぎ秋の訪れです。
10月頃になると、近場へ旅行に出かけることもできるようになって、旅先でススキの姿を見かけて嬉しくなりました。
11月後半から再び感染拡大の心配
秋の楽しみといえば、紅葉狩り。
奥多摩日帰り旅行で、見事な紅葉の景色に出会いました。
世の中でどんなことが起ころうとも、例年どおりに色付いている木々。
人間が悩んでいることなんて、偉大な自然の前では些細なことなのかもしれない…そんなふうに達観したものです。
そして、11月後半。いよいよ冬の訪れを迎えようとしているところで、再び感染拡大の心配が膨らんでいます。
当たり前のことが当たり前にできなくなってしまっても、一生懸命過ごしてきた
この状況がほぼ1年近く続いてきて、当たり前のことが当たり前にできなくなってしまっても。
私たちはそのなかででき得ることを一生懸命に工夫して、一生懸命に過ごしてきました。
いつになったら元の「当たり前」が蘇ってくるのだろう。まだまだ耐え忍ぶことが続きそうで辛い。
でもね。
「小さな当たり前」はそこここに存在してくれていて、それを見つけることが励みになる。
再び感染拡大…と取り沙汰されるなかでも、そんな当たり前に出会えたら嬉しいものです。
最後にひとこと
近所で毎年恒例のクリスマスイルミネーション。今年も瞬き始めている姿を見たことで、この記事を書くきっかけになりました。
まだまだ、この感染症との戦いは続くことになりそうだけれど。
明けない夜はない。いつかきっと、晴れる。
それを信じて、とにかく過ごしていこう。