教えられたとおりじゃなく、自己流で突っ走ってしまいがちな新人さんへ 気をつけるとよいこと【女性管理職の仕事日記2019.7.18】

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人に物事を教えるというのは、難しいものです。

我が職場。

先輩社員が新人さんに業務を教えています。
その様子を見ていると、残念ながらうまくいっていない。

どうやら、自己流で突っ走ってしまう気質があるようです。

そんな新人さんへ。
気をつけるとよいことを書いてみます。

突っ走ってしまうクセを直そう

指導者さんの意見を聞くと、案の定苦心している。

  • 教えたとおりに取り組んでもらえず、自己流で突っ走りがち
  • 注意しても聞く耳を持ってくれない

つまり、「基本に忠実」じゃないんだよね。
「自分のモノサシで応用して突っ走ってしまう」クセがあるようです。

そのクセはこの機会だから、直そう。
自己流でやってしまうと、時間が経つほどもとに戻せなくなるから。
最初のうちはとにかく「基本に忠実」に、真っ直ぐに。

応用するのは、それがこなれてきてからで良いのです。

先輩方が忙しそうでも、気を使わなくてよい

「先輩方が忙しそうなので…ある程度教わったら自力でやらないと、と思ってしまい…」
うーん。そこ、気を使わなくてもよし。

曖昧なまま進んじゃって、対応が間違ってしまっては元も子もない。
分からなかったらマニュアルに立ち返って、それでも分からなかったら、先輩に聞く。
これを徹底してくださいね。

先輩は、忙しくったって、あなたの話しを聴くために、耳を澄ましてくれているから。

すると「ハイ。分かりました」と返事はくれるものの、また同じことを繰り返してしまっています。

根掘り葉掘り聞けるのは、新人のうちしかない

どうやら、「聞く」「教えてもらう」ということに、心理的抵抗があるようです。

とくに、指導者さんが自分より年下だったり、社会人経験そのものが少なかったりすると、なおさらそこに拍車がかかってしまう。

でもね。

根掘り葉掘り聞けるのは、新人のうちしかないから。
先輩っていうのは、つかまえるために居てくれるんだから、気兼ねせずに質問攻撃しましょう。

もちろん、同じことを繰り返し聞くのではいけませんが、似たような事象でも状況が異なると、また違う対処が必要になるから、それは繰り返し聞くことにはならない。

いちばんいけないのは、
「もう、分かっているから教えてもらわなくてもいいです」などと開き直ってしまうこと。

年下だろうが、社会人経験が少なかろうが、時間を割いてトレーニングをしてくれているのだから、指導者に敬意を払おう。

そして、何事も謙虚に受け止める。

そうすれば、たいていはうまく「伸びて」ゆくことができるものです。

今日の一言

「守破離(しゅはり)」という言葉があります。

「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
ー「コトバンク」より引用

じっくり「守」ればこそ「破」るステージが待っている。そしてその先には、自分ならではの道が拓ける。

新人さん、応援してるよー!

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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