「この人たちの時間を、私が預かるのか」はじめて部下さんを持ったとき
こんにちは。女性管理職22年の いくみ(@nesan_blogger)です。
はじめて部下さんを持ったとき、嬉しさよりも重さが先に来ました。
この記事では、その重さの正体と私が学んだことについて、経験を踏まえて解説します。
「この人たちの時間を、私が預かるのか」
管理職になってはじめての部署は、こじんまりとしていて部下さんは2人でした。
辞令を受けたときに浮かんだのは、嬉しさより先に、こんな言葉です。
「この人たちの時間を、私が預かるのか」
自分の仕事なら、失敗しても自分で取り返せます。残業してでも、やり直せばいい。
なのですが。
人の時間は、そうはいきません。
やり方を間違えれば、その人の1年が、まるごと変わってしまう。どこに配置するか、何を任せるか。その判断ひとつで、相手の時間軸が決まってしまうのです。
あのときの緊張を、いまでもときどき思い出します。

うまくいかないまま、終わってしまった関係
うまくいかなかった…色々あるけれど特に心のしんどさが大きかったことについて。
2人のうちのひとりは、私と同じくらいの経験を持った人でした。
先に管理職になったのが、私だった。
それだけのことなのに、そこから関係がうまくいかなくなりました。
仕事の話ならいくらでもできるのです。業務の相談も段取りの確認も、滞りなく進む。職種経験も豊富だったので、任せた仕事はきちんと返ってきます。
けれど、それ以上のところには入れなかったのです。
どう思っているのか。何を考えているのか。そこを聞こうとすると、すっと距離ができる。私のほうも、踏み込むのをためらっていたのかもしれません。
結局彼女はは、自分で希望して別の部署へ移っていきました。
あの距離だけは、最後まで縮められなかった。送り出したあとも、しばらく考えていました。

役職が変わると、関係も変わる
いまでも、何が正解だったのかは分かりません。
ただ、今になって思うに
役職が変わると、関係も変わる、ということを認識できていませんでした。
同じ仲間のつもりでいれば分かってもらえる。けれど私の立場は、もう変わっていました。評価する側になり、仕事を割り振る側になっていた。
そっか。目をそらしていたのは、私のほうだったんだ。
変わったことを認めたうえで、あらためて関係を作り直す。その手間をかけていれば、違ったかもしれません。
もちろん、認めたからといって、うまくいくとは限らないけれど、それでも、見ないふりをするよりはよかったはずです。
新しく管理職になった方へ向けては、こちらの記事にも書いています。合わせてお読みください。
最後にひとこと
その後、彼女は別の会社に転職していって、もう連絡を取る術もありませんが
どこかで元気にやってくれているのなら、それでいい。
もし次に会う機会があった時は声に出して伝えます。「最初の部下さんになってくれてありがとう」と。
元 プライム上場企業にて女性管理職22年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。