「わかった?」は確認になっていない 部下さんが自分の言葉で話す聞き方

2026年10月4日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

広告

こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

説明のあとに「わかった?」と確認したのに、出てきたものがまるで違っていた。そんなこと、ありませんか。

この記事では、あの「はい」が何を意味しているのかと、聞き方をひとつ変えるだけで伝わり方が変わる方法について、私の失敗談を交えて解説します。

あの「はい」は、分かったという意味ではない

「わかった?」

そう聞いて返ってくるのは、たいてい「はい」です。

なのですが。

その「はい」は、分かったという意味ではありません。

この会話を終わらせたい、という意味のことが多いのです。

考えてみれば当たり前で、「いえ、分かっていません」と言うには勇気がいります。目の前の上司は忙しそう。同じ説明をもう一度させるのも気が重い。

しかも「わかった?」という問いは、うなずくだけで済んでしまいます。言葉を返す必要がないのです。

だから、確認したつもりで、何も確認できていない。

聞いた側は確認を済ませ、聞かれた側は分からないまま。その状態で、二人は席を立つことになります。

聞いたほうが安心してしまう、という落とし穴

やっかいなのは、聞いたほうが安心してしまうことです。

「はい」と言われた時点で、伝わったことになってしまう。

私も、ずいぶんそうしてきました。説明を終えて「わかった?」と聞き、うなずきが返ってきたら、それで一件落着にしていたのです。

ずれに気づくのは、たいてい出てきたものを見たときでした。

あ、伝わってなかった。

言った言わないの話ではありません。確かに説明したし、確かにうなずいてもらった。それでも届いていなかったのです。

そこで初めて分かる。しかも締め切りは近づいていて、やり直す時間はあまりない。

そっか。私、確認ではなく、同意をもらっていただけなんだ。

部下さんが悪いわけではありません。うなずくだけで済む問いを出したのは、こちらなのですから。

「どこから手をつける?」と、次の一歩を聞く

聞き方を、変えるだけでいいのです。

「わかった?」ではなく「どこから手をつける?」と聞く。

説明を返してもらうのではなく、次の一歩を言ってもらう。分かっていなければ、そこで止まります。

私が使っているのは、この3つです。

・どこから手をつける?
・ひとことで言うと、何をする?
・引っかかってるところ、ある?

どれも、相手が自分の言葉で話すしかない聞き方です。

もし答えに詰まったら、そこがもう一度説明すればいい場所。どこが伝わっていないのかを、こちらが探さなくて済む。言い方を変えると向こうから教えてくれるのです。

もちろん、急いでいる日はつい「わかった?」と言ってしまいます。それでも、ひとつ聞き方を持っておくだけで、やり直しはずいぶん減りました。

指示の出し方については、こちらの記事にも書いています。合わせてお読みください。

最後にひとこと

確認とは、こちらが尋ねることではなく、相手に話してもらうことなのですよね。

うなずきをもらって安心していた頃の自分に、そう伝えたい。

今日も「どこから手をつける?」から始めてみます。

一部上場企業にて女性管理職21年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。

\LINEのオプチャやっています/

【いくみの よりみちキャリアカフェ】

「肩の力を抜いて話せる、そんな場所があったらいいな」

このオプチャは、がんばる“はたらく人”たちのよりみちスポット。
肩書きや立場に関係なく、お仕事をしているみなさまがふっと立ち寄って"こころとキャリアの棚おろし"できるような場所としてぜひご利用ください!ほぼ毎日ライブもやっています。

オプチャに参加する

無料メルマガ配信中

ブログには書けない裏話や、セミナーの先行案内をお届けします。
バックナンバーは非公開のため、配信をお見逃しなく。

メルマガに登録する(無料)

広告

この記事を書いた人

アバター画像

いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年、著者ミュージシャン。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちら → メルマガ登録はこちら