人財の問題は想定外の連続|玉突き人事のリアルと「人事を尽くして天命を待つ」管理職の心得
こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
人財の問題って、本当に難しい。管理職を長くやっているとあらためて実感させられる出来事に遭遇します。
最近まさに、そうした場面がありました。業務委託先のビジネスパートナーから、まさかの「着任1週間で交代メンバーを戻してほしい」という依頼。
その背景にあった”玉突き人事”のリアルと、そこから得た気づきについて、解説します。
「人のやりくり」に悩む、管理職のあなたへ
管理職として日々業務を回す中で、最も頭を悩ませるのが「人」の問題ではないでしょうか。
業務量の調整、チーム編成の見直し、メンバーの異動や退職への対応…どれだけ計画を練っても、思い通りにいかないことの方が圧倒的に多い。
特に、業務委託やパートナー企業との協業が絡むと、自社だけではコントロールしきれない変数がさらに増えます。
「また想定外のことが起きた」「どうしてこうなるんだろう」——そんな思いを抱えている管理職の方、きっと多いはずです。
私自身も、まさにそんな出来事に直面しました。
この記事では、私が実際に経験した「玉突き人事」のエピソードを通じて、人財の問題に対する向き合い方をお伝えします。
読み終えた後に「想定外のことが起きても、慌てすぎなくて良いんだ」と、少し肩の力を抜いていただけたら嬉しいです。
「人材」から「人財」へ——人は宝だと日々実感

少しだけ余談をさせてください。
以前、私は「人材」という漢字を使っていました。今は「人財」と書いています。
後者は造語なのかもしれませんが、昨今はこちらの漢字を使うことも多いですよね。私自身も長年の管理職業務の中で、人は本当に宝なのだと痛感していて、この想いがあるからこそ、今回の出来事にも、単なるビジネス上のトラブルとしてではなく、「人」の問題として心が動いたのです。
その”出来事”とは?
まさかの展開——着任わずか1週間で「戻してほしい」という事態です。
業務委託先のビジネスパートナーから出向してくれているメンバーの交代要請がありました。数年ごとにローテーションするという前提になっているので、その申し入れ自体には特に問題はなかったのですが。
なんと!交代の方が着任してくれてわずか1週間ののちに、パートナーから連絡が来たのです。
「すみません、一旦、新たに送り込んだメンバーを弊社に戻してもらえないでしょうか?」
色々な人財のハプニングには慣れている私でも、さすがに驚きました。
「ところてん方式」の落とし穴——玉突き人事のリアル
人のローテーションって、ともすると「ところてん方式」になることもありがち。
今回の場合も、今いるメンバーを業務委託元に帰任してもらう代わりに、新たなメンバーを送り込んでもらう。それ自体は通常のオペレーションです。
加えて、新たなメンバーにも元々やっていた業務がありますから、それを他の方に引き継いで、弊社に来てくれたわけです。
ところが——その引き継いだ方が、あろうことか短期間で退職してしまったというのです。
まさに「玉突き」。一つのピースが動くと、その先にも連鎖が起きる。人事というのは、ある意味そういうリスクも孕んでいるのですよね。
前段落でもお伝えしたとおり、かなり驚きましたが、一方で、私自身が長らく人材ビジネスに従事していた経験があり、こうしたハプニングは日常茶飯事だったことから、実はさほどネガティブな思いは芽生えませんでした。
ただ、玉突き人事ってほんと大変だよな。
きっとパートナー企業の担当者さんも、頭を抱えながら私に連絡をしてきたのでしょう。その胸中を思うと、責めるような気持ちにはとてもなれませんでした。
人事を尽くして天命を待つ——その心を忘れない

人の問題で想定外のことが起こるのは、やはり生身の人間だから、という側面があります。
突然の事態も多いですし、中には信じられない、あり得ないこともある。
なのですが。
大事なのは、こういうことはアンコントローラブルなことも多いということ。自分の力だけではどうにもならないことがある。
だからこそ——人事を尽くして天命を待つ。
ありきたりな言葉かもしれませんが、管理職を21年やってきて、やっぱりそこに尽きるのだと思っています。
やれることを全力でやる。でも、コントロールできないことに対しては、必要以上に自分を追い込まない。
人財の問題は、何年経っても「慣れる」ということがありません。
でも、だからこそ面白い。だからこそ、一人ひとりの「人」と向き合うことに意味がある。
想定外のことが起きたとき、慌てず、嘆かず、まずは今できることに全力を尽くす。
管理職として、そしてひとりの人間として、これからも「人は宝」の想いを胸に、日々を歩んでいきたい…そんなことをリマインドしてくれる出来事でした
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